ど根性ガエル。Tシャツにピョン吉というカエルがくっついてしまう漫画。子供のころ見て思ったのは、「カエルは潰れても死なないものなんだなぁ~」です。
だから学校帰りに田んぼで見つけたカエルを、真剣にTシャツにくっつけようなんて思ってしまいました(^^;
まあ、それは冗談ですが(^^; でもほんと、ピョン吉みたいな友達がTシャツにいたら面白いですよね~。だって人間の言葉を喋るし、一緒に笑い、泣いてもくれます。羨ましい限りです。
そのピョン吉のモデルのカエル。寿命はどれくらいなんでしょうね~。
ということで今回は、カエルの寿命などについてお届けいたしますね。
カエルの寿命は
カエルと言ってもその種類はかなりの数。だって南極大陸以外の全大陸に生存するらしいので当然ですよね。そんなカエル、言われている寿命平均は、
・約5年
です。
なお上記は自然界での寿命。飼育されるカエルの場合はそれより延び、
・約10~15年
とされています。
ただ飼育下での長寿記録は、ヨーロッパヒキガエルの36年というものが残っていました。
やはり自然界では天敵はもちろん、冬の厳しい時期も耐え抜かなけばなりません。そんな中では寿命半ばで死んでしまうことも多いでしょうね。だから飼育下より短くなってもしかたがありません。
では日本に生息するカエル。いくつかの種類をピックアップし、どれくらい自然界で生きるのかを調べ、表にまとめましたので紹介します。
寿命 | 生息地 | |
---|---|---|
二ホンヒキガエル | 約10年 | 北海道南部~九州南部 |
アズマヒキガエル | 約10年 | 北海道南部~九州南部 |
ナガレヒキガエル | 約10年 | 北陸から紀伊半島 |
ミヤコヒキガエル | 約10年 | 宮古島諸島 |
二ホンアマガエル | 約5~7年 | 日本列島にほとんど |
二ホンアカガエル | 約4~5年 | 本州~九州 |
ヤマアカガエル | 約4~5年 | 本州~九州、佐渡島 |
ツシマアカガエル | 約2年 | 対馬 |
トノサマガエル | 約3~4年 | 北海道~九州 |
エゾアカガエル | 約5年 | 北海道 |
タゴガエル | 約3年 | 本州~九州 |
トウキョウダルマガエル | 約2~3年 | 本州 |
ナゴヤダルマガエル | 約5~10年 | 本州 |
ツチガエル | 約6年 | 本州~九州 |
モリアオガエル | 約2~3年 | 本州 |
シュレーゲルアオガエル | 約2~3年 | 本州~九州 |
カジカガエル | 約8年 | 本州~九州 |
ヤエヤマガエル | 約2~3年 | 石垣島、西表島 |
ヒキガエルと比べると他のカエルはやはり約5年くらい、またはもっと短いような気がしますね。
どうしてヒキガエルは他と比べて長いの?
カエルにとって致命傷となる乾燥に強いこと。あと、ブフォトキシンって毒を持っているから天敵が少ないらしいよ。
さて飼育下なら寿命が延びるとされているカエル。どのような飼育方法がベストなのかを次は見ていきましょう。
カエルの寿命を延ばすための飼育方法は
カエルにあった環境作りが大切。そのためにも、
- 飼育用品
- 気温管理
- 餌
に十分配慮してあげましょう。
飼育用品
まず揃えるものは、
- ケース
- 床材
- 水入れ
- 植物
でOKです。
ケース
体に合ったものを選んであげましょう。狭い空間で飼うとストレスが溜まり寿命を縮めることが考えられますからね。
たとえば、アマガエルなら体長が3㎝ほどなので最低でも20㎝サイズの飼育ケース。体長8㎝程と言われるトノサマガエルなら45㎝以上は欲しいですね。
あとジャンプ力があるので逃げださない為にも蓋があるものにしましょう。
床材
カエルを捕まえたのならその場所にある土が理想。それか、赤土や腐葉土を使ってあげましょう。そして、よく湿らせた水苔を設置する必要があります。保湿を維持するのが大切ですからね。
水入れ
飲水のためでもありますが、保湿を保つためにも必要。小さなお皿やビンなどの蓋、コップなどで大丈夫です。
植物
カエルが身を隠すのにも役立ちますし、アマガエルなどは高い位置が好きなので葉を登ることもできますね。このように自然環境に近づけることにより、ストレス防止につながり寿命を延ばすことができます。
気温管理
基本的に25度前後で管理してあげましょう。それと乾燥が苦手なので、湿度は70%程を維持できるようにしてあげましょう。
餌
生きた昆虫などしか食べません。だから簡単そうで難しいのが餌やり。常に生きた餌を常備するのは思ったより大変ですからね。
もし外で見つけることができなければ、ペットショップで小さなコオロギなどが手に入るで利用しましょう。また飼育を始めたばかりの時期は、中々餌を食べてくれない場合があります。そんなときは焦らないでしばらく様子をみてから与えましょう。
食べさせたいと思い何度も与えようとすると、ストレスを与えてしまうので要注意ですよ。
まとめ
カエルの寿命などについてお届けいたしました。カエルを苦手といわれる人もいます。ですが、じっとっと眺めているときっと可愛く見えてくると思うのですが、どうでしょうか^^
そんなカエルの寿命をもう一度お伝えすると、自然界では、
・約5年
飼育下では、
・約10~15年
が平均寿命でした。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。