子供のころ梅雨時の学校帰りに、たくさんのカタツムリを捕まえて持ち帰ったことがありました。すると家にいた虫嫌いの母親がビックリな顔をして叫んでいたのを覚えています(^^;
たしか一匹だけ飼うのを許され、大切に育てたことが今でも思い出になっています。
でもあのカタツムリがどれくらい生きていたのかが全然思い出されません。逃がしてしまったことはないので寿命が尽きるまでは飼育していたはずなんですけどね(^^;
とはいえカタツムリの寿命も知らなかったわけですから、この機会に調べてみました。
ということで今回は、カタツムリの寿命などについてお届けいたしますね。
カタツムリの平均寿命はどれくらい
まず調べて驚いたのがカタツムリの種類。なんと日本だけでも800種類以上が確認されているそうです。そんなにたくさんいるのなら、その寿命の平均もまちまちなのではと思い、Wikipediaを覗くと、
カタツムリの寿命は種によって大きく異なるはずだが、それほど詳しいことはわかってはいない。大型のマイマイ類では数年、小型の殻の薄い種類では1年程度かそれ以下と考えられており、ウスカワマイマイの寿命は普通1年で後者に属する。キセルガイ科のものは長寿傾向にあり、野外で成貝として採取したナミコギセルを15年間飼育した例も知られている。この例では、飼育環境を不注意に乾燥させてしまったのが死因であるため、実際には更に長生きした可能性もあるという。
引用元:Wikipedia
このように、大きさによって寿命に差があることがわかりました。これをもとに色々調べた結果、
- 小サイズ:約1年
- 中サイズ:約3~5年
- 大サイズ:約10年
となりました。
つまりWikipediaでの中でも明記されていますが、ウスカワマイマイのサイズなら約1年。普通よく見かける二ホンマイマイやミスジマイマイなどが中サイズにあたり、約3~5年。アフリカマイマイやキセルガイ科の大きいものなら約10年って感じですね。
たぶん子供のころ飼育したのはニッポンマイマイだったと思うなぁ~。
ここで日本に生息している有名どころのカタツムリのサイズと生息地を以下の表にまとめてみた。
サイズ | 生息地 | |
---|---|---|
ニッポンマイマイ | 殻高15㎜、殻径20㎜ | 本州 |
オナジマイマイ | 殻高13㎜、殻径18㎜ | 北海道南部より南 |
ミスジマイマイ | 殻高20㎜、殻径36㎜ | 関東地方南部~中部地方東部 |
ヒダリマキマイマイ | 殻高30㎜、殻径40㎜ | 本州北部 |
ウスカワマイマイ | 殻高20㎜、殻径25㎜ | 北海道南部~九州 |
アワマイマイ | 殻高40㎜、殻径66㎜ | 四国 |
オオギセル | 殻高50㎜、殻径10㎜ | 関東西部~中国東部 |
アフリカマイマイ | 殻高115㎜、殻径55㎜ | 沖縄 |
そして先ほどの平均寿命は自然界でのもの。カタツムリの環境にあった正しい飼育をしてあげればその寿命も延びることもあるとされています。現に Wikipedia の中でも15年飼育をしたとありましたからね。
カタツムリの正しい飼育方法
カタツムリの自然界には天敵がとても多いです。マイマイカブリやオサムシ、蛍の幼虫などが有名ですね。 もちろん飼育下ではそんな厄介者も皆無。
そして正しく飼育をするために必要なものは、
- 飼育ケース
- キッチンペーパー
- 容器
- 小石
- 腐葉土
- 落ち葉・小枝
- 霧吹き
- 餌
です。
飼育ケース
ホームセンターなどで販売されているプラスチック製の飼育ケースで大丈夫です。ただコバエなど、小さい虫の侵入は避けたいので、防止対策がされたものにしましょう。
キッチンペーパー
飼育ケースの底に敷くために必要。かるく湿らせておくことでカタツムリが喜んでくれますよ。
あとキッチンペーパーを取り換えてあげるだけで床掃除になるので楽ちんですよ。
容器
用意した飼育ケースの中に入れる容器です。ケースの半分ぐらいのサイズであればOKです。スーパーなどでカイワレ大根などが入ったプラスチックの容器でも大丈夫。用意したらケースの中に置きましょう。
小石
河川敷などに落ちている小石。手に入れるのが難しければホームセンターなどでも販売されています。その小石を先ほど飼育ケースの中に入れた容器に敷きましょう。
腐葉土
小石を敷いた容器の中に入れ込みます。腐葉土は保水力が高いため、湿気を好むカタツムリが喜んでくれます。自然環境に近づけるためにも必要ですね。
落ち葉・小枝
湿らせたキッチンペーパーの上に置いてあげましょう。それによりカタツムリが登ったり隠れたりと遊んでくれます。ストレス解消にもなるので寿命も延ばしてくれそうですね。
霧吹き
カタツムリは湿気が大好き。だから1日に1、2回霧吹きをし、湿った環境を作ってあげましょう。ただし、飼育ケースの底が水浸しにならないように注意は必要です。
餌
カタツムリは自然界では植物の葉などを食べています。飼育下では、野菜や果物などを与えればOK。とくに水分の多い、
- キャベツ
- 白菜
- キュウリ
- レタス
- トマト
などが好みです。
もちろん植物の葉でもかまいません。ただしアジサイの葉には有毒性があると言われているので与えるのは避けましょう。
あとカタツムリの殻を丈夫にするために栄養源としてカルシウムが必要。だから卵の殻を時々与えてあげることをおすすめします。殻は細かく砕かなくても、そのままでOKです。
それとカタツムリの産卵時期は5~8月くらい。もし卵を見つけたら、親に踏みつぶされる恐れがあるので別のケースに移してあげましょね。ちなみにカタツムリは1個体にオスとメスそれぞれの生殖器官を保有している雌雄同体ですよ。
それから寄生虫が潜んでいる可能性があるので注意も必要ですよ~。
まとめ
カタツムリの寿命などについてお伝えしました。今回調べているうちに、子供のころの記憶が浮かび懐かしくなってしまいましたね^^
ここ最近は、お目にかかることが少なくなったカタツムリですが、今度の梅雨時に探してみます。そして捕まえて久しぶりに飼育をしてみようと思います。
そんなカタツムリの寿命をもう一度おさらいすると、
- 小サイズ:約1年
- 中サイズ:約3~5年
- 大サイズ:約10年
でした。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。