カブトムシを飼育する際、
・「おがくずと土、どっちがいいの?」
と迷うことはありますよね。どちらも一長一短があり、選び方次第で飼育環境が大きく変わります。今回は、それぞれの特徴やメリット・デメリットをわかりやすくお伝えしていきますね。
カブトムシの飼育に使うのは「おがくず」「土」どっちがいいの?
- おがくず:木材を加工する際に出る細かい木くずのこと。特にヒノキやスギなどの針葉樹から作られることが多い
- 土(腐葉土):落ち葉や木の破片が分解されてできたもの
上記の内容の、おがくずと土(腐葉土)。どちらを使うかは、目的により違ってきます。それを表にまとめると以下のとおりです。
使用目的 | おがくず | 土(腐葉土・昆虫マット) |
---|---|---|
成虫の飼育 | ◎ 清潔で管理しやすい | ○ 自然に近いがコバエ対策が必要 |
幼虫の育成 | × 栄養がないので不向き | ◎ 栄養豊富で幼虫が成長しやすい |
産卵環境 | × 産卵しにくい | ◎ 産卵しやすい |
掃除のしやすさ | ◎ 簡単 | △ 交換が必要 |
パッと見てわかるよに、簡単に言えば成虫の飼育におがくずを使うのにはベリーグッド。しかし、幼虫にはおがくずはNGであり、使うなら土(腐葉土)一択ってことです。

では、その理由を説明していきますね。
カブトムシの成虫にはおがくずがおすすすめ

実は、私がカブトムシの飼育を始めた頃は成虫も幼虫も土(腐葉土)を使っていました。これは、私にとっては当たり前だとずっーと認識していたからです。ただ、ある年に飼育ケース内にダニが大量発生したことがありました。
で、よくよく調べるとダニ対策にはおがくずが良いとわかり、ヒノキやスギなどの針葉樹マットを使ったのです。すると、一気にダニがいなくなったんですよね^^
それに、掃除も凄く楽になり、飼育ケース内からの嫌な匂いも解消。それからは、毎年カブトムシに使用するのはおがくずになりました。その他にもおがくずにはメリットがあり、まとめると以下のようになります。
<おがくずを使うメリット>
- 害虫が発生しにくい
針葉樹のおがくずには抗菌作用があり、コバエやダニの発生を抑えられます。 - 掃除が簡単
軽くて扱いやすく、定期的に交換するのも手間がかかりません。 - 価格が手頃
ホームセンターやネットショップで手軽に入手でき、大容量でも比較的安価です。 - 処分が楽
燃えるゴミとして処分できるため、後片付けがスムーズ。
カブトムシの幼虫には土(腐葉土)が絶対

成虫にはおすすめなおがぐずも、幼虫に使うのは絶対ダメ。その理由は、餌にならないからです。幼虫が成虫になるまでには、当然ながら食料が必要。それが土(腐葉土)です。
落ち葉などが発酵してできた腐葉土には、幼虫が成長するための栄養が豊富。ですが、おがくずにはそれがありません。だから、幼虫に使ってしまうと食事ができなく最悪の事態になってしまいます。
<土(腐葉土)のメリット>
- 自然に近い環境を再現できる
カブトムシは本来、森の土の中で生活しているため、より自然に近い環境を作れる。 - 幼虫のエサになる
幼虫は土を食べて成長するため、栄養のある昆虫マットが最適。 - 湿度を保ちやすい
適度な保湿性があり、乾燥しすぎる心配が少ない。
成虫時期におがくずはおすすめだけど産卵時期はダメ
冒頭の表でもわかるように、おがくずは産卵環境には向きません。なぜなら、卵から孵化した幼虫がすぐに食べられる餌がないからです。ですから、産卵時期がきたら必ず腐葉土に交換してあげなければなりません。

ただ、産卵時期の見極めって難しいですよね(^^; だから、飼育している時に交尾を見かけたら、そろそろかなって判断するのがおすすめ。また、その時期に土の中を確認するのもあり。でも、その場合誤って卵を潰しかねないの要注意しましょう。
おすすめのおがくずマット5選
成虫だけを飼育するなら、最初からおがくずを使うのがおすすめ。そこで、特に使いやすいおがくずを5つ紹介しますね。
①:国産ひのきのかんなくず
天然のひのきを使用したふわふわのおがくず。抗菌作用があり、害虫を防ぎながら清潔な環境を維持できる。
②:ふわふわマット
軽量で通気性が良く、カブトムシの成虫が快適に過ごせるマット。湿度管理もしやすく、掃除も簡単。
③:ひのきのおがくず
細かく加工されたひのきのおがくずで、吸湿性に優れ、カブトムシの健康を保ちやすい。
④:ひのきチップ
少し大きめのチップ状で、湿度管理がしやすく、カブトムシの環境を清潔に保てる。針葉樹の抗菌効果もあり、カビや雑菌の繁殖を抑える。
⑤:針葉樹を使ったマット
針葉樹の自然な香りが特徴で、害虫の発生を防ぐ効果が期待できる。軽くて扱いやすく、掃除の手間も少ない。
まとめ
おがくずと土(腐葉土)、どちらを選ぶかはカブトムシの成長段階や飼育環境によって異なります。成虫を快適に過ごさせたいなら「おがくず」、幼虫を育てたいなら土(腐葉土)がベスト。それぞれの特徴を理解して、カブトムシにとって最適な環境を整えましょうね^^