カブトムシを初めて飼育すると張り切っていた友達のみの君から、

カブトムシにキュウリを餌として与えても大丈夫?
ってLINEがありました。どうやら餌のことがよくわからないみの君。冷蔵庫にあったキュウリを餌にしたいが実際食べてくれるのかを心配してるようです。
実は私はきゅうりを与えて飼育したことがあります。そしてその時にいろいろな経験をし、回答はバッチリ。だからみの君にその旨を伝えると助かったと喜んでくれましたよ^^
ということで今回は、カブトムシの餌にキュウリはOKなのかなどについてお伝えしていきますね。
カブトムシの餌はきゅうりでも大丈夫?
そもそもカブトムシはきゅうりを食べるかですが、その答えは、
・食べる
が正解。
以下のお借りしたTwitterでも美味しそうに食べているのが分かりますね^^
満月の夜に玄関先でひっくり返ってたカブトムシ
— オヤジ@模型中心垢 (@Hiko86Sp) September 10, 2022
きゅうりの上に、ダイブ! pic.twitter.com/qN2HZ1gWtw
今年の夏は。。。
— 伝説請負人まさお@アツ姫 (@Masao_Legend) August 27, 2018
海!花火!祭り!行ってない😫
偶然家の前にいたカブトムシにきゅうりをあげたところ、毎晩夜になると、きゅうりを食べに戻ってくるカブトムシ🤨
首輪のしていない飼い猫のよう。。。
今年の夏はカブトムシ。
そしてアツ姫。#カブトムシ#夏が終わってしまう pic.twitter.com/BKXgHSC5zx
ただカブトムシ的には、餌としてあまりおすすめできないのが事実です。
キュウリがカブトムシの餌としておすすめできない理由
その理由は,
・水分が多く栄養が少ない
が答え。
要は、きゅうりの約95%は水分。これをカブトムシに与えると排泄量が増え、飼育ケースが不衛生になりやすくなります。その環境はカブトムシにも悪影響を及ぼす可能性が大。さらに、きゅうりは栄養価が低いため、主食には適していません。例えば、糖質量を比較するとバナナ100gには約12g含まれていますが、きゅうりは約1.9gしかありません。
とは言え、応急処置的な場合。例えばいつも与えていた昆虫ゼリーがなくなった。なんて時は困ってしまいますよね。だから、背に腹は代えられないではないですが、お腹を空かしたカブトムシ。ゼリーが手に入るまでの間くらいはきゅうりを餌として与えてもOK。が、私の意見。
だって以下の表を見ても分かるように、きゅうりにはカブトムシに必要な栄養素のタンパク質・糖質・脂質も少ない量ですが含まれています。だから、応急処置的にはとても助かる餌とは言えますね^^
成分名 | 含有量(100gあたり) |
---|
エネルギー | 14 kcal |
水分 | 約95.4 g |
たんぱく質 | 1.0 g |
脂質 | 0.1 g |
炭水化物 | 3.0 g |
食物繊維 | 1.1 g |
カリウム | 200 mg |
カルシウム | 26 mg |
マグネシウム | 15 mg |
リン | 36 mg |
鉄 | 0.3 mg |
ビタミンC | 14 mg |
ビタミンK | 34 µg |
実際にカブトムシにきゅうりを餌として与えた人の体験談

きゅうりを餌として与えて飼育した人の声。こちらを見つけてまとめました。
きゅうりを与えたが、食べる量が少なかった 「カブトムシにきゅうりをあげてみましたが、あまり食べてくれませんでした。昆虫ゼリーに戻すと、すぐに食べ始めたので、やはり専用の餌が良いのかもしれません。」
きゅうりを与えたが、栄養不足で早くに死んでしまった 「子どもが捕まえてきたカブトムシにきゅうりを与えていましたが、1週間ほどで弱ってしまいました。調べてみると、きゅうりは水分が多く栄養が少ないとのこと。次回からは昆虫ゼリーを用意しようと思います。」
きゅうりを与えたが、ケース内が不衛生になった 「きゅうりを餌にしていたら、排泄物が増えてケース内が汚れやすくなりました。掃除の手間が増えるので、他の餌に変えました。」
きゅうりを与えたが、食いつきが悪かった 「きゅうりを与えてみましたが、あまり食べてくれませんでした。昆虫ゼリーに戻すとすぐに食べ始めたので、やはり専用の餌が良いのかもしれません。」
きゅうりを与えたが、すぐに腐ってしまった 「夏場にきゅうりを餌として入れていましたが、すぐに腐ってしまい、虫が湧いてしまいました。管理が難しいと感じました。」
きゅうりを与えたが、栄養不足で元気がなくなった 「きゅうりを主な餌として与えていましたが、カブトムシの動きが鈍くなりました。栄養不足が原因かもしれません。」
きゅうりを与えたが、他の餌に比べて食べる量が少なかった 「きゅうりを与えてみましたが、他の餌に比べて食べる量が少なかったです。好みがあるのかもしれません。」
きゅうりを与えたが、下痢をしてしまった 「きゅうりを与えたところ、水分が多すぎたのか、下痢のような状態になりました。以降は控えるようにしています。」
きゅうりを与えたが、長生きしなかった 「きゅうりを主食にしていたカブトムシは、他の餌を与えていた個体よりも早く死んでしまいました。栄養面で問題があったのかもしれません。」
きゅうりを与えたが、食べ残しが多かった 「きゅうりを与えると、食べ残しが多く、掃除が大変でした。昆虫ゼリーに変えると、きれいに食べてくれるので手間が減りました。」
以上の体験談からも、きゅうりはカブトムシの餌として適していない場合が多いことがわかります。やはり応急処置的な場合いを除き、カブトムシの健康と長寿のためには、栄養のある餌を与えることがおすすめです。
カブトムシの餌として最適なものは?
ではどのような餌がカブトムシに最適かですが、それはやはり水分量が少なく栄養があるものが当然。で、おすすめするのはカブトムシの為に開発された昆虫ゼリーです。
その栄養価はとても高く、カブトムシが元気に育つために必要な必須アミノ酸や、各種タンパク質などがぎっしり詰まっています。長生きさせてあげるためにも、昆虫ゼリーが餌として最適です。
こちらのプロゼリーは私もよく利用しますが、カブトムシの食いつきがめっちゃ凄いですよ~^^

もし昆虫ゼリーが手に入れられなければ、バナナがおすすめ。果物の中でもカブトムシに必要な栄養素がいっぱいです。そしてバナナも含め何もない場合はきゅうりでもOKですよ。ただ、あくまでも非常食ってことで(^^;
さいごに
きゅうりはカブトムシの餌としては適していないが答えでした。その理由としては水分が多く、栄養価も少ないから。でも与える餌が何もなく、応急処置的ならOKが私の考えでもあります。
ただ長生きさせてあげるためには、栄養たっぷりな昆虫ゼリーがおすすめですよ。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。