姪っ子が、
ヘラクレスオオカブトを買ってきたよ~
と嬉しそうに言ってきました。どうやら、ホームセンターでヘラクレスの幼虫をゲットしたようです。で、長生きさせると張り切っているわけですが、寿命がどれくらいなのかめっちや気にしています。
ただ、私も飼育経験は日本のカブトムシだけ。だから、ヘラクレスオオカブトのはっきりした寿命を答えられません。でも、知らないって済ますわけにはいかないので、早速調査を開始しました。
と言うことで今回は、その結果などについてお伝えしていきますね。
ヘラクレスオオカブトの寿命は?
調査した結果、ヘラクレスオオカブトの寿命サイクルは、
寿命サイクル | |
---|---|
卵 | 約2ヵ月 |
幼虫 | 約18ヵ月 |
蛹 | 約2ヵ月 |
成虫 | 約12ヵ月 |
となります。合計すると約34ヵ月で、成虫としての寿命は約1年です。
ただ、上記の期間の寿命サイクルは個体によっては若干の差があるのは事実。特に成虫に関しては2年程寿命がある個体もあります。
以下のSNSのヘラクレスオオカブトは1年2ヵ月経過していますね^^
祝・羽化からまる1年と2ヶ月経過!
— MRJ (@MRJ68634417) May 1, 2023
長生きしてくれてありがとう。これからも、1日でも長くお付き合いをお願いします。#ヘラクレスオオカブト pic.twitter.com/KGRTUHWSVi
しかし、幼虫期の期間が一番長いのには驚き。だけど、あの大きな成虫になるには沢山の餌を食べるのが必要なはず。だからこの期間の長さには納得もできますよね。
息子が育てているヘラクレスオオカブトの幼虫。
— AntRoom 島田拓 (@AntRoom_taku) December 19, 2023
いつ見ても大きいですね。 pic.twitter.com/8Y9nPPhYo9
上記のお借りしたSNSの幼虫の大きさが理想ですね^^ このサイズならかなり大きな成虫に育つ可能性が大。ちなみに、ヘラクレスオオカブトの大きさのギネス記録は、182.8mm(2022年時点)です。
オスとメスに寿命の差はあるの?
実は、オスよりメスの方が若干寿命が長いと言われています。それと、メスは幼虫時期は逆に短くオスより3~4ヵ月ほど早く蛹になります。そんなヘラクレスオオカブトのメス。上手に飼育すれば2年くらい成虫として長生きしてくれるかもしれません。
日本のカブトムシとヘラクレスオオカブトの寿命の差は?
大きさはヘラクレスオオカブトには負けてしまいますが、寿命の長さの方ではどうかです。で、日本のカブトムシの寿命サイクルは、
寿命サイクル | |
---|---|
卵期 | 約10日 |
幼虫期 | 約8ヵ月 |
蛹期 | 約1ヵ月 |
成虫期 | 約1ヵ月 |
の、合計約10ヵ月と10日。成虫としての寿命は約1ヵ月です。
だから、ヘラクレスオオカブトは日本のカブトムシより、約11ヵ月も寿命が長いと言えます。
ちなみに、日本のカブトムシもメスの方が若干寿命長いことが分かっています。
ヘラクレスオオカブトを長生きさせる飼育方法
成虫の寿命は約1年のヘラクレスオオカブト。ただ、飼育方法によりその寿命も短くも長くもできます。で、寿命を伸ばす飼育方法としては、
- 適切な飼育ケース
- 適切な餌
- 適切な環境
- 交尾をさせない
を守るのが必須です。
適切な飼育ケース
サイズが大きいヘラクレスですからそれに合わせた飼育ケースを用意してあげましょう。理想としては、幅が約30㎝で奥行き約20㎝くらいの飼育ケースです。
以下のサイズなら文句なしですね^^
適切な餌
ヘラクレスオオカブトの主な餌は果物や木の樹液です。特にバナナ、パパイヤ、りんごなどの果物が大好き。ただ、おすすめはプロが開発した専用の餌。栄養バランスもバッチリなので長生きさせるには最適です。以下のような専用餌ならベリーグッド。
ちなみに、以下のSNSのヘラクレスオオカブトにも上記と同じ専用の餌。おかげで長生きしているようですね。
ヘラクレスオオカブト展示しています。大分長生きしているのでかなりのおじいちゃんヘラクレスです👴🏻 pic.twitter.com/QrOxEaNxKw
— ファーブル昆虫館 (@Fabrebeetle) August 27, 2023
あと、専用の餌が切れた場合はバナナが一番おすすめです。下痢の原因になる水分量も少なく、栄養素がバッチリですからね^^
適切な環境
適切な環境は、
・温度管理
・マット
・止まり木
・ストレスを与えない
がポイント
温度管理
もともと熱帯地域に生息するヘラクレスオオカブト。だから、それに合わせた適切な温度と湿度が必要です。最適な温度としては20〜25℃。湿度も同じくらいでOKです。
あと、温度管理には定期的に霧吹きを与えてあげるのがベストです。それと、直射日光が厳禁ですから要注意。
マット
マットは日本のカブトムシと同じように、クヌギやブナなどの広葉樹を利用した発酵マットでOKです。メスが卵を産んだ場合でもそのまま幼虫の餌として使えるので便利です。
以下のようなマットが理想です。
あと、ダニなどが心配なら針葉樹マットがおすすめ。ただし、幼虫には向きません。でも、飼育内が清潔に保たれるのがベリーグッドです^^
止まり木
大きなヘラクレスでも転んでしまうと中々起き上がれません。すると、体力を奪われて寿命も短くなる恐れが。そんな転倒防止に活躍してくれるのが止まり木です。必ず飼育ケースには入れてあげましょう。
これくらい大きいサイズなら安心です^^
ストレスを与えない
見た目はインパクトがあるヘラクレスオオカブト。ですが、性格は比較的穏やか。だから、明るい光や突然の振動などで、めっちやストレスを感じてしまいます。すると、それが原因で寿命が短くなることも。ですから、飼育ケースは静かな場所に置くことが重要です。
交尾をさせない
交尾行動には、オスもメスも多くのエネルギーが必要。そのため、免疫力が低下し、病気や感染症に対する抵抗力も弱まる恐れもあります。
と、考えると繫殖目的がなければ、長生きさせるためにも交尾はさせない方が無難です。
さいごに
ヘラクレスオオカブトの寿命は、
・成虫は約1年
でした。でも、正しい飼育方法次第ではさらに長生きさせられるかもしれません。あと、オスよりもメスの方が長生きすると言われています。