カブトムシの飼育をしていると、卵を発見することがあります。通常は白っぽい卵ですが、時には茶色くなっていることも。で、
・「これって大丈夫?」
なんて心配になる方もいるかもしれませんね。
そこで今回は、カブトムシの卵の基本情報から、茶色い卵の原因や育て方について詳しく解説していきます。
カブトムシの茶色い卵って大丈夫?
結論をお伝えすると、
・「判断が難しい」
というのが答えです。
実は、茶色くなっていても問題なく孵化する場合もあれば、すでに卵として機能していない場合もあるため。だから、見た目だけで判断するのは難しいのです。
では、その理由も含めて、まずはカブトムシの卵の基本情報から見ていきましょう。
カブトムシの卵の基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
形状 | 丸くて少し楕円形 |
サイズ | 約2㎜から3㎜ |
色 | 通常は白色かクリーム色 |
質感 | やや弾力があり指で触れると少しへこむ |
産卵場所 | 朽木や腐葉土の中 |
孵化までの時間 | 約10日から14日 |
孵化後の変化 | 幼虫が卵の殻を破り土に潜る |
カブトムシの卵って、意外と小さくて可愛いってのが私の感想^^ 形はちょっと楕円っぽくて、サイズはだいたい2mm~3mmくらい。見た目は白っぽくて、クリーム色に近いこともあります。指で優しく触ると、ほんのり弾力があって、軽く押すと少しへこむ感じがします。
以下にお借りした画像。白とクリーム色した可愛い卵がよくわかりますね。
カブトムシのマットを交換してたら卵らしきものを発見!丁寧に探したら6個あった。白いのとクリーム色のが3個ずつヾ ^_^♪ pic.twitter.com/y07otksVVf
— むぎ (@mugichan121) September 8, 2019
カブトムシのお母さんは、卵を安全な場所に産みます。例えば、ふかふかの腐葉土や朽木の中が大好き。ここで静かに過ごしながら、だいたい10~14日くらいで孵化します。ただし、気温や湿度によっては、もう少し時間がかかることも。無事に生まれた幼虫は、殻を破ってすぐに土の中へ潜っていきます。
そして、普段は白っぽい卵。実は環境や状態によって色が変わることもあるんです。そこで、「茶色くなった卵」を見つけると、「大丈夫かな?」と心配になるのは当然。では、茶色くなる原因について、次の章で詳しく説明していきます。
カブトムシの卵が茶色くなる原因
カブトムシの卵が茶色くなるのには、いくつかの原因が考えられます。それは以下のとおり。
- 乾燥による影響
- カビや細菌の影響
- 成長の過程での変化
- 孵化がうまくいかなかった場合
- 外部からの刺激やダメージ
1:乾燥による影響
カブトムシの卵は適度な湿り気のある環境で育ちます。でも、土が乾燥しすぎると、卵の水分が奪われて茶色くなってしまうことがあるんです。特に、夏場などは水分が蒸発しやすいので注意が必要!
2:カビや細菌の影響
腐葉土の状態が悪いと、カビや細菌が繁殖しやすくなります。その影響で卵の表面が茶色く変色してしまうことも。特に、腐敗が進んでいる土だと卵がダメージを受けやすいので、土の管理はしっかりしたいですね。
3:成長の過程での変化
実は、孵化が近づくにつれて、卵の色が少し変わることもあります。最初は真っ白だった卵も、成長とともに少し色づいていくことがあるので、必ずしも異常とは限りません。
4:孵化がうまくいかなかった場合
卵の発育が途中で止まってしまうと、時間とともに変色していくことがあります。特に、温度や湿度の管理がうまくいっていない場合、発育不良で茶色くなることも。
5:外部からの刺激やダメージ
卵はとてもデリケートなので、強い衝撃を受けたり、土を掘り返してしまったりすると、傷ついて変色することもあります。なるべくそっと見守るのがベストですね!

こんな感じで、茶色くなる原因はいくつか考えられます。ただ、すぐにダメになったとは限らないので、状態をよく観察することが大切なんです。
茶色い卵でも孵化する可能性はある!その理由とは?
「茶色くなった=ダメ」だと思うかもしれませんが、実はそうとも限らないんです^^ もちろん、全てが孵化するわけではありませんが、ちゃんと生きている可能性もあります。では、なぜ茶色い卵でも孵化の可能性があるのか、詳しく説明しますね!
1. 卵の外側だけが変色している場合もある
卵の表面が茶色くなっていても、中の幼虫が元気に育っていることがあります。例えば、周りの土や有機物の影響で色が変わることがあるんです。人間でも、泥遊びしたら手が汚れるのと同じようなものですね。だから、表面が茶色いからといって、すぐに「ダメだ!」と判断するのは早いかも!
2. 孵化が近づくと少し色が変わることも
カブトムシの卵は、成長するにつれて少しずつ変化します。最初は白っぽいけど、孵化が近づくにつれて、ほんのり黄色や薄茶色っぽくなることも。なので、「茶色っぽい=終わり」ではなく、「もしかして、そろそろ生まれるかも?」というケースもあるんです!
3. 環境の影響で色が変わることもある
卵の色は、湿度や温度、土の状態などによって変化することがあります。特に、少し乾燥した環境では、卵の表面が薄く茶色くなることも。でも、適度な湿度を保っていれば、問題なく孵化することも多いんですよ!
誰も興味ないと思うけどカブトムシの卵載せる(卵からセンシティブじゃないよね?)
— まゃた@6y+4y (@nyata_mata) September 19, 2023
右の丸くて茶色っぽいのがもうすぐ産まれる卵。左の白くて細長いのが産み落とされて間もない卵。 pic.twitter.com/OPhzRniH9S
4. じっくり観察するのが大事!
茶色い卵でも、孵化するかどうかは一つ一つ違います。「すぐにダメと決めつけないで、しばらく様子を見てあげる」のがポイント。もし卵が潰れたり、異臭がしたりする場合はダメな可能性が高いけど、そうでなければ希望は十分あります!
<見分けるポイント>
- 弾力がある→まだ生きている可能性がある
- 白から茶色に変化し始めたばかり→環境を整えれば復活することも
- つぶれる、異臭がする→孵化の可能性は低い
なので、茶色い卵を見つけても焦らずに、そっと見守ってあげましょう!もしかしたら、元気な幼虫が生まれてくるかもしれませんよ♪
茶色い卵を育てる際の注意点
生きている可能性が大きいい茶色い卵を発見。そんな時は以下の対策を取りましょう。
- 湿度の調整
- 土が乾燥しすぎていないか確認
- 霧吹きで軽く水分を補給(湿らせすぎ注意)
- 新しい土への移動
- 腐葉土が劣化している場合は、新しいものに交換
- カビや異臭がある場合はすぐに処理
- 定期的な観察
- 1週間ほど様子を見て、変化がないかチェック
- 孵化しない場合は取り除く
要は、茶色い卵を見つけたら、まずは環境を見直しが大切。湿度が低すぎると卵が乾燥してしまうので、霧吹きで軽く湿らせるのがポイント。ただし、水分が多すぎるとカビが生えやすくなるので注意が必要です。
もし土が劣化していたり、異臭がしたりする場合は、新しい腐葉土に交換しましょう。環境を整えたら、1週間ほど様子を見て、色や形に変化がないか観察します。それでも孵化の兆しがなければ、残念ですが取り除く判断も必要です。焦らずに、じっくり見守ってあげてくださいね^^
孵化が近づくと、卵の中に幼虫の形が見えることもあります。興味のある方は、ルーペなどを使って観察してみるのも楽しいですよ!
まとめ
カブトムシの卵は通常白色ですが、環境や発育状況によって茶色くなることがあります。原因としては乾燥、雑菌の影響、発育不良などが考えられます。
しかし、茶色くなったからといって必ずしもダメというわけではありません!適切な環境を整えて様子を見ることで、孵化する可能性もあります。
カブトムシの卵は小さく繊細ですが、その成長を見守るのはとても楽しい経験です。ぜひ大切に育てて、元気な幼虫へと成長させてくださいね。