姪っ子が、
おじさん!カタツムリってペットにしたらダメって本当なの?
何てことを聞いてきました。どうやらママ友の間でそんな話が出たようです。でも、姪っ子はその理由などを聞かずにその場を離れたため、ずっーとモヤモヤしているとのこと。
そこで、私に回答を求めてきたわけです。ただ、私も子供のころにカタツムリをペットにした経験があります。だから、そんな話が信じられません。でも、念の為にもと調査をしました。
と言うことで今回は、その結果などについてお伝えしていきますね。
カタツムリはペットにしてはいけないの?
結論からお伝えしますね。カタツムリは、
・ペットにするとちょっと危険かも
が私的な結論。と言うのも、カタツムリには怖い寄生虫がいる可能性があるから。
これにはさすがに驚愕でした!
でも、ちゃんとしたルールさえ守ればペットとしても大丈夫。だけど、小さい子供などは危険が伴う恐れがあるかもしれないが私の意見。
カタツムリに潜む寄生虫の正体は?
その正体は、
・広東住血線虫
です。
難しい漢字ですが、読み方は「かんとんじゅうけつせんちゅう」です^^
で、どんな寄生虫かと言うと、
成虫はドブネズミやクマネズミなどの肺動脈内(心臓から肺にいく血管)に寄生する体長22~23mmの線虫です。肺動脈内に虫卵を産み、孵化した幼虫(1期幼虫)は外界に出ます。この幼虫が中間宿主(ナメクジ等)に経口的あるいは経皮的に入ると、体内で発育し感染幼虫(3期幼虫)になり、これをネズミが食べると肺動脈内で成虫になります。
引用元:愛知県衛生研究所サイト
と、愛知県衛生研究所のサイトにあるように、ネズミなどの肺動脈内に寄生する線虫。ネズミが終宿主とされ、カタツムリは中間宿主ってことになります。ネズミが排出した糞に1期幼虫が混ざり、それをカタツムリが餌と一緒に食べてしまうって感じですね(^^;
生野菜を食べるときはちゃんと洗おうな。
— Sukuna (@SukunaBikona7) May 23, 2022
今の季節だとナメクジやカタツムリがついていることがあり、これらには広東住血線虫という寄生虫がいることがあり、広東住血線虫が身体に入ると髄膜炎や脳炎を来して最悪死ぬので。https://t.co/JnrNuIEHN9 pic.twitter.com/pAgjJCXma3
そして、広東住血線虫はカタツムリの体内で3期幼虫に成長。それをまた、ネズミが食べるって仕組み。だから、人間がペットとして飼っているカタツムリが、この3期幼虫の広東住血線虫に感染してしまっている危険性があるかもしれません。
広東住血線虫症になるとどうなるの?
もし広東住血線虫症になると、
- 頭痛と発熱
- 神経系に異常
- 呼吸困難
- 脳炎
などと言った怖い症状に襲われる可能性があります。
感染初期には頭痛や発熱。さらに進むと、筋肉の痙攣や麻痺、呼吸困難や咳。重篤になると脳の炎症を引き起こし、命に危険が及ぶ可能性もあると言われています。
でも広東住血線虫に感染しているカタツムリは海外だけではないの?
広東住血線虫に感染しているカタツムリは、台湾やタイなどの暖かい地域に多いのが実情。だから日本のカタツムリは安全かと言うと違い。沖縄で広東住血線虫症の発症例が何件か報告されています。
広東住血線虫
— 40th anniversary🧢 (@40anniversary) November 6, 2018
これは怖い
カタツムリ、ナメクジから出てくる寄生虫
胃から脊髄にまで侵入して頭痛、嘔吐、視力障害を引き起こす
沖縄で子供の死亡例あり
カタツムリ、昔は手に乗せて遊んでたけど、今はやめてた方が無難 pic.twitter.com/TrwjUn7adO
また、北海道や本州でも広東住血線虫に感染した動物が見つかっています。だから、日本に生息するカタツムリも危険があることは間違いありません。
カタツムリを安全に飼うには?
広東住血線虫に感染していると思うと怖いカタツムリ。ですが、しっかりルールを守ればペットにできないわけではありません。
その飼育上の予防としては、
・しっかり手洗いをする
です。
カタツムリ自体や、カタツムリが通った箇所。それらを触った場合は必ず手をしっかり洗う。このルールを守れば感性は防げるはずです(ただし自己責任でお願いします)。
ただ、小さな子供の場合は想像もできない行動をする恐れがあります。ちょっと目を離した隙に、カタツムリを触った手を口に持って行く。また、目をこするなど。
そのようなことが考えられるので、小さな子供のペットしては、おすすめはできないが私の意見です。
あと、散歩で偶然見つけたカタツムリを子供が触っていた。そんなことも起こるかもしれません。その場合は少し様子を見て、もし体調に変化があれば、すぐに病院で診察を受けましょう。
さいごに
カタツムリには、広東住血線虫と言う怖い寄生虫が潜んでいる可能性があります。だから、ペットとしてはちょっと危険があります。ただ、しっかり手洗いなどの予防をすればできないわけではありません。
でも、小さな子供が飼うのは危険があるので、おすすめはできません。もし、それでも子供が飼いたいと言うなら、親の完全なる管理下の元でお願いしたいですね^^
このような消毒液を用意しておくと安心ではありますよ~。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。