クワガタを飼育している姪っ子から、
クワガタを乾燥させちゃうと死んじゃうの?
なんて電話がありました。どうやらどこかでそんなことを聞き、心配しているようです。確かにクワガタやカブトムシを飼育する上では知っておくのは大切な事。だから、詳しく説明してあげました。
と言うことで今回は、その件についてシェアしていきますね^^
クワガタは乾燥すると死ぬって本当なの?
結論からお伝えしますね。クワガタは乾燥すると、
・死ぬ個体がほとんど
が答え。基本的にクワガタは乾燥に弱いことが分かっています。と言うのも、クワガタが主に生息するのは森林や草原、湿地などの湿気のある場所。そこで生息することで地面や腐った木などから十分な水分を得ています。
だから、乾燥している環境で飼育していると次第に弱まり、死んでしまう個体がほとんどです。ただ、その寿命も個体により差があることは間違いありません。
乾燥に強い個体であれば乾燥を避けて飼育すればさらに寿命が延びるかもしれませんね^^
クワガタは乾燥によりどんな症状がでるの?
乾燥により、水分が失われると
- 食欲不振
- 体が固くなる
- 動き回る
な症状がでてしまいます。
脱水症状が進行すると、食欲が低下し餌を食べなくなります。そして、そのまま水分を補給ができなければ、体が徐々に硬化。すると、符節を含めて手足が取れてしまうことも多々。また、乾燥していない場所を求めてよく動き回ります。その為、ひっくり返り中々起き上がることができない。ってことも…(^^;
そんな悪条件が揃ってしまえば死んでしまうのも当然。それと、乾燥した環境ではメスが卵を産んでも孵化する確率が下がると言われています。兎にも角にも乾燥はクワガタにとって百害あって一利なしって感じですね。
あと、餌を食べないや動いてひっくり返る。この症状には別な理由があることも分かっています。
クワガタを乾燥から守るためには?
乾燥から守るためには、
- 温度と湿度の管理
- 水分補給
- 床材の使用
- 快適な場所での保管
です。
温度と湿度の管理
クワガタを飼育する上で適性温度は20~25℃です。この数字を守って飼育するようにしましょう。また、乾燥させない為にも湿度の管理も超大切。マットが乾燥していると感じたなら、霧吹きなどで湿度を調整しましょう。
また、湿度を保つために、飼育ケースは風通しの良いものを選ぶのがベストです。
水分補給
クワガタ自体も水分の補給が必要。だから、飼育ケース内には常に水源を提供する必要があります。ただ、これは先ほどお伝えしたように霧吹きなどで対応可能。
マットと一緒に朽ち木などにも吹きかけておけばOKですよ^^
もちろん餌からも水分は補給できますが、それとは別に考えておくのがベスト。
床材の使用
飼育ケースの床には、水分を保持しやすい材料を使用してあげると効果抜群。腐葉土やココヤシファイバーなどの吸水性の高い床材が適しています。
私がヘラクレスに使っているマットはおすすめです。
快適な場所での保管
クワガタは直射日光は超苦手。乾燥が進みやすいのは当然ですが、暑さのあまり死んでしまいます。風通しの良い先ほどお伝えした適性温度が守られる場所で飼育ケースを保管しましょう。
冬眠中も乾燥をさせないように注意
クワガタは冬眠します。その場合も上記の要領で乾燥させないように注意しましょう。
冬を越したクワガタが冬眠から目覚めてエサを食べてました☺️
— エル@フルハウス∮TEAM ABC∮ (@fuma_339) April 15, 2024
エサは冬眠中は、ほぼ食わないけど定期的に交換してた🙏
あと霧吹きもして乾燥させないようにはしてた🙃ちゃんと冬を越せて良かった😊あと3匹は木の裏側に張り付いてた🫣 pic.twitter.com/5e2hFSFAfg
さいごに
クワガタは乾燥が苦手です。ですからそのような環境で飼育してしまうとほとんどの個体が死んでしまいます。
元気に育てるためも、
- 温度と湿度の管理
- 水分補給
- 床材の使用
- 快適な場所での保管
を心がけてあげることが大切です。
もし弱ってしまったらこちらが参考になりますよ↓