今年はカブトムシを長生きさせてあげると張り切っていた姪っ子。そして先日電話があり、
カブトムシが死ぬときは何か前兆的なことがあるの?
と聞いてきました。どうやら長生きさせるためにも、そんな兆候を前もって知っておき、早めに対処してあげたいようです。
そんな姪っ子の為にも早速答えをまとめて教えてあげました。
ということで今回は、カブトムシが死ぬときの前兆などについてお伝えしていきますね。
カブトムシが死ぬときの前兆は?
こちらは大きく分けると、
- 餌を食べない
- 爪が折れる
- 動きが鈍くなりひっくり返る
の3点と言えます。
餌を食べない
どんな動物も寿命が近づくと食欲がなくなるもの。当然カブトムシにも言えることです。だからいつもは自分から餌を食べに行くのにその様子がない。また、全く見向きもしなくなったら注意が必要です。
カブトムシが元気な場合は以下の画像のようにしっかり餌を食べてくれます。
ただ成虫になったばかりや、昼間には食べないこともあるので覚えておきましょう。
爪が折れる
カブトムシは老化が進むと以下の画像の赤丸のように爪(フセツ)が折れてしまいます。これがどの足の部分にも見えるようになると、寿命が近づいている印です。
ただ喧嘩で折れてしまうこともあるので、元気に動く状態ならまだ安心しても大丈夫です。
動きが鈍くなりひっくり返る
餌も食べない、爪(フセツ)も折れてしまう。こうなると当然動きが鈍くなります。そして以下の画像のように朽ち木にしっかり掴まることもできません。
そして以下の画像のようにすぐにひっくり返ってしまうでしょう。そしてこれが頻繁に繰り返されるようになったら死ぬときの前兆と考えられます。
ただ元気過ぎて暴れ、ひっくり返る場合もあります。起こしてあげて元気そうなら安心してOKですよ。
カブトムシを長生きさせるためにはこれだけは知っておこう
それは以下の6点。
- 餌はこまめに交換
- 餌は栄養成分多め
- 乾燥させない
- 多数飼育はしない
- 足場の設置
- ストレスを与えない
では詳しく説明していきますね。
餌はこまめに交換
カブトムシは元気な時は食欲旺盛。だから汚れていたり少しくらい傷んだ餌でも食べてくれます。ただやはり体に良いとは言えません。とくに腐ったような餌は禁物。
長生きさせるためにもこまめな餌交換は大切です。
餌は栄養成分多め
カブトムシの餌となると果物類が思い浮かぶと思います。ですが水分量が多い果物はあまりおすすめができません。とくに定番的なスイカはとても水分量が多め。そのためにも栄養成分がギュッと詰まった昆虫ゼリーが餌としては最適。
以下のようなカブトムシ専用に作られたゼリーがおすすめです。
乾燥させない
乾燥には意外と強いとも言われるカブトムシ。とは言え、決して乾燥が好きなわけではありませんし、水分は絶対に必要不可欠。そのためにも定期的に飼育ケース内に霧吹をし、乾燥はさせないようにしましょう。
多数飼育はしない
飼育内で多くのカブトムシを飼育すれば、餌の奪い合いなので喧嘩が勃発。これはかなりの確率で起こりえます。そうなれば当然体に負担がかかり寿命を短くします。
そうならない為にも、飼育ケース内には1~2匹で飼育するのがおすすめ。理想は雄一匹と雌一匹のペアーがベストです。
足場の設置
先ほどもお伝えしましたが元気なカブトムシは暴れまわって転倒もします。そしてそのままの状態でいると体力が消耗し寿命が縮むことも。そうした時に朽ち木などの足場があると、爪を引っかけすぐに起き上がることができます。ですから飼育内には足場が必須となりますので設置してあげましょう。
こちらなら足場はもちろん、隠家的にもなるので喜びますよ↓
ストレスを与えない
ストレスも寿命を縮める原因の1つ。カッコいいや、可愛いからと触ってばかりいるとストレスを与えてしまいます。また飼育ケースを頻繁に動かすのも同じ。とにかく静かに観察するように心がけましょう。あと飼育ケースは直射日光が当たる場所は厳禁。温度が上がり過ぎるとストレスはもちろんですが、高温に耐えきれなくて弱ってしまいます。
幼虫の段階で気をつけることは?
幼虫が死にかけるときは色が黒ずみだします。そうなるとほとんどが手遅れ。そうならない為にも、餌ともなるマットの定期的な交換は必須。フンがマットの上に溜まりだしたら交換の合図ですが、できる限りその前に交換してあげたいですね。
あと土の乾燥もNG。マットを一握りし、手の平の上で団子状になるくらいがベスト状態です。
水分量が多すぎると死んでしまう場合もありますので気をつけましょう。
それにカブトムシが大きく育つのはマットで決まります。栄養一杯のマットをたくさん食べさせてあげましょう。
こちらも参考にしてください↓
さいごに
夏になればいろいろな昆虫が現れます。その中でもカブトムシの人気はダントツ。だから飼育にも気をつけて長生きさせたいですね。そのためにも今回の情報がお役に立てれば幸いです。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。