手塚治虫さんの原作はたくさんありますが、その中の一つのジャングル大帝レオ。子供のころ夢中になって見ていたのを覚えています。
レオの勇敢な行動に子供ながらに惚れ惚れしていました。そのレオのモデルのライオンを今でも動物園に行けば真っ先に見に行っています。
でも動物園のライオンってよく寝そべっていますよね。もっと遊んでいる姿などを見せてほしいと思ってしまいます。
先日もそんなことを思い眺めていると、となりにいた子供が「カメさんのがよく動くよね」なんてことを言っていたので笑っちゃいました。
カメに負けてるのかぁ~
とライオンのらい助も言われてすねています^^ まあ、実際ライオンは夜行性。昼に寝そべているのはしょうがないですけどね。
そんなライオン。寿命はどれくらいなのでしょう。子供からカメより動かないと思われるくらいだから、長寿と言われるカメより長いかもしれませんよね~^^
僕も気になるから早く教えて~!
とらい助にもせかされましたので、さっそく調べましたよ。
ということで今回は、ライオンの寿命についてお届けいたします。
ライオンの寿命平均は何年くらい
調べた結果、ライオンの平均寿命は、
- オス:約10年
- メス:約15年
でした。
ただこれは野生化の場合で、飼育下にいるライオンの寿命は、
- オス:約20年
- メス:約20年
とどちらも野生化より伸びているのがわかりました。
そうなんだ。僕は飼育されているから長生きできそうで良かった。でも野生化と飼育下ではどうして差が出てしまうの?とくにオスが短いよね。
飼育下においては餌をきちんともらえるし、体調が悪くなればすぐに専門の獣医さんが見てくれるよね。そんな管理下で育てられてるからだよ。あと野生化のオスライオンの生活は超厳しいからね。
それと、野生化では赤ちゃんライオンの寿命がものすごく低いと言われています。そんなことから平均寿命が下がってしまうんですね。それに、成長したオスライオンには過酷な生活が待っているんですよ。
ではそのあたりも含め、もう少し野生化のライオンのことについて掘り下げていきますね。
野生化のライオンの生活
野生化においてのオスには、プライドライオンと放浪ライオンというものが存在します。
プライドライオンて言うのは、群れの中でのライオン。放浪ライオンは群れの外にいるライオンだよ。
もう少し詳しく説明すると、ライオンは基本的に群れ(プライド)で暮らします。その中で1番偉いと言えばオスライオン。だってその群れを敵から守ってくれていますからね。
そしてその群れの中に赤ちゃんライオンのオスが生まれます。その赤ちゃんは2歳くらいになると強制的に群れ(プライド)の外に放り出されてしまうんですよね。
そして放浪ライオンとなってしまいます。
げげ!それは知らなかった。まさか追放されて放浪ライオンになるとは・・迷子になったのかと思ってたよ。
で、その放浪ライオン。どのように生きていくかというと、他の群れ(プライド)を乗っ取るのが宿命。そのためには、群れ(プライド)の中のオスと闘わなければなりません。
とはいえ、追放されたばかりではまだまだ戦う力はないですね。だからもう少し成長するまで他の肉食動物の残飯などを、あさりながら何とか生きていきます。
ただ餌にありつけなくて餓死したり、ハイエナなどの群れに襲われて死んでしまう。そんなケースも多いのです。
そしてそんな逆境を生き延び、力を蓄えたオスライオンは群れ(プライド)のオスにチャレンジします。そこで勝利すれば新しい群れ(プライド)のボスになり、負ければまた放浪の旅へと向かうことになります。
ただ勝っても負けてもお互いオスライオンは無傷ではありません。
だってどちらも百獣の王と呼ばれる超強いもの同士ですからね。
群れ(プライド)のボスとなれたオスライオン。狩りはメスがほとんどやってくれるので、楽に過ごすことができます。
ただ、ボスになったとホッとしているわけにはいきません。新たにやってくる放浪ライオンとの闘いがまっていますし、メスたちに嫌われればまた追放されることもあります。
そんなことが繰り返されなければならないオスはどうしてもメスよりは寿命が短くなってしまうのです。
でその繰り返しのプロセスをまとめると、
のような感じですね。この中に赤ちゃんライオンがかみ殺されるとありますが、これは将来群れの中に敵ができないようにするための、オスの行動です。これも赤ちゃんライオンの平均寿命が短い理由にもなりますね。
ほんと過酷な人生や~動物園にいてよかった
さてお伝えしたようにトータル的に寿命が短いライオン。ただ、飼育下では、びっくりするほど長生きしたケースがあったりもするのか気になりますよね。
ライオンの長寿ギネス記録は?
京都動物園の飼育下にいたオスのライオン「ナイル」が日本では最高齢として記録されていることがわかりました。
その数字は、
・25年
これは人間換算すると約100歳。よく頑張って生きてくれましたね。死因は記録によると、多臓器不全だそうです。
ちなみにナイルは和歌山県のアドベンチャーワールドで1994年に生まれて、1997年からずっーと京都動物園で飼育されていました。
ただナイルのこの記録、調べてみたのですがギネスに登録されているかどうかは不明でした(^^;
まとめ
今回は寿命もですが、百獣の王といわれているライオンの過酷な人生もわかることができました。いつも動物園で大きなあくびをしたり、寝そべっている姿からは想像がつきませんでした。
そんなライオンの寿命をもう一度おさらいすると、
- 野生化でのオス:約10年
- 野生化でのメス:約15年
- 飼育下でのオス:約20年
- 飼育下でのメス:約20年
でした。
あと、長寿記録としては、飼育下でのオスが25年というものがあります。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。