昆虫界のギャングと個人的には思っているカマキリ。毎年近所の公園に行っては捕まえ飼育しています。子供の頃には虫かごに入れていた卵が孵化をし、部屋中に赤ちゃんカマキリが満載なんてこともありました(^^; まあその頃は細かい飼育方法も気にしていなかったので当然な失敗ですね。
ただ現在はそんな失敗をすることもなく、毎年カマキリの飼育を楽しんでいます。
と言うことで今回は、今までの経験をもとにカマキリのおすすめな飼育方法をお伝えしますね。
カマキリのおすすめな飼育方法
カマキリの飼育において大切なのが、
- ケース選び
- 環境作り
- 餌選び
です。
飼育ケース選びは大切
どんな昆虫を飼育するとしてもケースは必要です。そしてその昆虫に適したものを選ぶのが大切。それにより昆虫の寿命にも大きく影響がでてくるはずですよ。
そしてカマキリの場合は
- 体にあった大きさ
- 動きやすい形
- 観察しやすい
を考えて選ぶことをおすすめします。
カマキリの体にあったサイズを選びましょう
自然界ではじっとしている時もありますが、意外に行動範囲が広いカマキリ。だからあまり小さな飼育ケースにいれてしまうとかわいそうですし、ストレスも与えてしまいます。たとえばこちらの100円ショップで買ったケースに入ったカマキリ↓
めっちゃ窮屈そうでかわいそうですよね。このよな状態で飼育すると寿命が短くなるのも当然。まあ、赤ちゃんカマキリの時期なら構わないでしょうが、大きくなるにつれて体にあった飼育ケースを選ぶようにしてあげましょう。
カマキリが行動しやすい形を選びましょう
カマキリを自然界で見つけたときに、よく葉からぶら下がった状態の場合があります。脱皮したばかりの時もよくある光景です。
それを考えると横長の飼育ケースより縦長の方がおすすめですね。ただそのような形の飼育ケースは100円ショップなどでもあまり見かけません。だから横長の飼育ケースを縦にして使うようにしましょう。以下の画像のようにです。
これならカマキリも行動しやすくなるので喜ぶはずですよ^^
カマキリを観察しやすいものを選びましょう
大切に飼育してあげるなら毎日カマキリの状態を把握してあげることです。それにはパッと中の様子が見られるような飼育ケースにしておきましょう。それには透明なものや、上から中にいるカマキリがはっきり観察できるものがおすすめです。
ちなみに下記の画像のケースは100円ショップに売っているもの。
飼育ケースとして販売されてはいないのですが、このようなものを利用してもいいですね。
飼育には最適な環境が大切
カマキリを長生きさせるには適した環境作りが大切。そのためには先ほどお伝えしたような飼育ケースは必需品ですが、その中に入れる物も肝心。
それは枝や葉っぱ、大き目な朽ち木などです。これらは足場にもなりますし、隠家にもなるのでストレスを和らげてくれます。また直射日光に当たるのは良くないので、防止策にも効果がありです。
あと飼育ケースの置き場所は、先ほどお伝えしたように直射日光があたる所はNG。だから比較的風通しの良い場所に置いてあげるようにしましょう。
ただ日光に全然当ててあげないのもストレスの元。定期的に優しい日が当たる場所に置いてあげるのも大切ですよ。ちなみに飼育時の温度設定は23度前後がおすすめですよ。
餌は基本生きているもの
カマキリが餌とするのは生きた昆虫類など。とにかく生きて動くものしか食べません。だから公園や雑木林でコウロギやバッタ、蛾などを捕まえて与えてあげましょう。 また生きた昆虫類が手に入らなければペットショップなので餌となるコオロギも販売されているので利用できます。
あと赤ちゃんカマキリの場合は雑草などについているアブラムシがおすすめです。
それと餌がどうしても手に入らない場合は、魚肉ソーセージなどを糸に巻きカマキリの目の前で揺らしてあげましょう。そうすると生きている昆虫と思い捕まえて食べてくれます。このときにしばらく糸を細かく引いてあげて生きていると思わせてあげるのがポイントです。
そのほか餌とは別に水分も与えてあげなければなりません。定期的に飼育ケースの中の立ち木や葉っぱに霧吹きなどを使い吹きかけてあげましょう。
僕の場合は、水を含ませたガーゼを小さな容器に入れて飼育ケースの中に置くようにしています。以下の画像のものです↓
実際こんな感じで飼育しているよ
では僕が毎年飼育している様子を紹介しますね。
いつも利用するのは以下の画像の園芸用の植木鉢とフルイです。
植木鉢はプラスチック製でかなり深くて大きいので、カマキリもストレスなく飼育できます。そして蓋として利用するフルイも目が細かいのでカマキリが脱走することもありません。
こちらが実際にカマキリが入っている様子↓
大き目な止まり木も余裕で入るので助かります。そしてフルイを蓋として利用するとこんな感じ↓
フルイの網からも中の様子がよくわかりますし、ずらしてみるともっとはっきり確認ができます。これだけ大きい植木鉢だと、カマキリが急に飛び出してくることもないので安心して観察ができますよ。
あと蓋として利用しているフルイですが、網目が細かくて蓋となるサイズならどんな網でもかまいません。利用できるものを探してみましょう。
そしてこの植木鉢を日頃は風通しの良い場所に置き、定期的に優しい日が当たる場所に移動させてあげたりとしています。
餌に関しては大きい植木鉢なので飛んでいる蛾を捕まえて入れてあげたりしています。その蛾ですが夜になると玄関前の蛍光灯にあつまる種を捕まえていますよ。以下の画像がその蛍光灯です。
以上のような方法で飼育しているのですが、毎年寿命が尽きるまで元気にしてくれていますよ^^ ちなみに一番長生きしてくれたカマキリはクリスマスまででした~^^
まとめ
カマキリの寿命は卵から孵化して約6~7ヵ月ほどと言われています。ただその寿命も正しい飼育方法でならば延ばしてあげることも可能です。だから捕まえ飼育するなら大切に飼育をしてあげたいですね。
では飼育において大切なことをもう一度お伝えすると、
- ケース選び
- 環境作り
- 餌選び
の3点でした。
今回の記事を参考にしていただけると幸いです。