姪っ子から、
カブトムシが昨日交尾をしていたんだけど、何日後に卵を産むのか教えて。
何て電話がありました。どうやらメスが卵を産んでくれるのが待ち遠しいようです。確かに私もそんな経験がありました。早く産んでくれないかと毎日飼育ケースを覗いていたのを覚えています。そして実際に徹底的に調査したことも^^
だから、姪っ子の気持ちが超分かるので早速回答を教えてあげました。
と言うことで今回は「カブトムシ交尾後何日で卵を産む」かなどについてお伝えして行きますね。
カブトムシは交尾後に何日で卵を産むの?
交尾が無事成功していれば、通常、
・約7日
で、卵を産んでくれます。もちろん個体によっては早かったり遅かったりしますが、平均は約1週間と考えておけば大丈夫です。これは実際に私が毎年飼育していた経験からも言えることです。
卵を産む前兆は?
交尾が成功して卵を産むことが可能となったメスは、マットの中にいる度合いが増します。だから、毎日餌をもりもり食べていたのにマットの中にずっーと潜っている。といった状態なら産卵が近いと判断できます。
何個産むの?
メスが産む卵の数は、
・約20~30個
です。ただ、個体によっては約50個ほど産むメスも^^ そして、その卵も一度に産むわけではなく、1個ずつ大切に産み。卵に土を覆いかぶせる行動をします。
カブトムシにも母性愛があると感じてしまいますね^^
そして、メスは1回産卵を済ますと、餌を食べてはマットに潜りを繰り返し、先程の数の卵を産み終えます。
産卵が終わった段階でメスを別の飼育ケースに移動しましょう。卵はもろいので誤って潰してしまうことを防ぐためです。
卵をたくさん産卵させるには?
どうせなら20や30と言わず、50個以上産んでくれたら嬉しい限り^^ で、その願いを叶える方法としては飼育時に、
・栄養がある餌を食べさせる
がおすすめ。やはりこれはどんな動物にも言えること。カブトムシにだって当てはまると考えても間違いありません。
その餌としては、タンパク質などが含まれたバランスの良い以下のような餌。
やはり、昆虫を専門に研究しているショップの餌なら栄養満点でカブトムシも喜んでくれます。
そして、この餌はメスはもちろんですが、オスに対しても与えなければなりません。栄養がある餌を食べた2匹によって沢山の卵が誕生します。
ちなみに、交尾が長すぎるからとあまり心配しなくても大丈夫ですよ。
卵は何日で孵化するの?
産卵された卵は初め長径約3㎜ほど。色は白っぽくて、日にちが経つにつれ薄い茶系になっていきます。そして、4㎜ほどの大きさになり産卵から
・約10日
ほどで孵化します。
孵化した幼虫を無事に成虫にさせるには?
孵化した幼虫は栄養があるマットに移動
孵化した幼虫を元気に大きく育てることで、カッコイイ成虫となってくれます。そのためにも餌となる栄養があるマットに移動してあげることです。
孵化してすぐの幼虫は1令と呼ばれ約8㎜ほどですが、栄養があるマットを食べることで2令、3令となり最終的には約100㎜ほどに成長。そして産卵されてから約6ヵ月ほどで蛹になり、それから約1ヵ月で成虫となります。
あと、マットからダニがでるからと、ひのきなどの針葉樹ベースのマットを使用する場合があります。しかし、こちらのマットは幼虫の餌とならないので要注意です。
ダニが嫌いだからと言って幼虫が死んでしまえば元も子もありません。
幼虫の飼育時の注意点
飼育時に注意することは、
- 温度・湿度
- マット交換
が基本的に重要です。
温度・湿度
温度は幼虫が好む20~25℃で管理。また、乾燥が苦手なため適度な湿度を保つのが大切。そのため、マットが乾燥しすぎないように水分を与えてあげましょう。ただ、水分が多すぎるとカビ発生の原因になるので注意が必要です。
霧吹きで軽く吹きかけるくらいがベストですよ。
マット交換は大切
餌となるマット交換は大切。上記の温度・湿度管理をしながらマットの様子を観察。そして、マットの上部に糞が多く目立つようになったら交換をしてあげましょう。
そうすることで、マットの栄養不足や雑菌の発生など、幼虫に悪影響を及ぼすリスクが回避できます。
さいごに
カブトムシは交尾後に約7日で卵を産みます。そして、その卵は約10日ほどで孵化。そのあと、大切に飼育することで大きな成虫と育ってくれます。
その大きくさせるポイントは、栄養豊富なバランスがとれた餌となるマットです。