夏も終わりに近づいてきた頃。カブトムシの飼育に初めて挑戦した友達のみの君と、
もうそろそろ卵を産む時期なのかなぁ~?
だね。もしかしてもう産んでるかもしれないよ。
まじ!だったらその卵をどうすればいいの?て、言うかその卵って簡単に見つけられの?何個産むの?産んだメスは死ぬの?
一気に質問多すぎ~(^^;
何てやり取りがありました。どうやら、初めて挑戦したカブトムシの飼育が楽しかったようで、来年もと張り切っています。で、卵をゲットしてそのまま飼育をしたいとのこと。ただ、分からないことが一杯って感じです。
だから、カブトムシ飼育を数十回経験の私がそんな疑問を解決してあげました。
と言うことで今回は「カブトムシが卵を産んだら?」などの答えについてお伝えしていきますね。
カブトムシが卵を産んだらどうするの?
飼育ケース内に卵を見つけた場合は、
・別の容器に移す
が、肝心。
なぜなら、カブトムシの卵はとてもデリケート。飼育内に放置しておくと、成虫により潰される恐れがあるからです。また、孵化したとしても小さな幼虫なので同じように潰されかねません。
だから、卵を守るためにも見つけたらすぐに別の容器に移してあげましょう。手順としては、
- 別の容器にマットを敷く
- 卵をスプーンで優しくすくう
- マットの上に優しく置く
- マットをマットに被せる
となります。
卵の周りのマットと一緒にスプーンで優しくすくい、別の容器のマットの上に移動させます。そして、マットを被せてあげれば完了です。
注意したいのは卵を直接手で触らないこと。デリケートなため、あやまって潰してしまう可能がないとは言えませんからね。
成虫が既にいない場合は別の容器に移さなくてもOK
成虫が既に死んでしまっている場合は別の容器に移さなくてもいいの?
この場合は、そのままにしておいてもOKです。ただ、孵化をし1ヵ月ほど経った時点で栄養満点の新しいいマットに交換してあげるのがおすすめ。大きな成虫にさせるためにも、栄養があるマットをたくさん食べてもらわなけらばなりませんからね。
マットは昆虫専門店が開発したマットがおすすめ。栄養がありますし、ガス抜きもしてあるのでそのまま使うことができます。
卵の見つけ方は?
飼育ケース内のマットをパッと見ても卵が見当たらない場合があります。その場合は新聞紙を敷き、その上に優しくマットを並べます。そして、卵を潰さないように慎重にマットを払いながら探してみましょう。
私の経験上は、うちわなどで優しく風を起こしながらがおすすめですよ。
で、見つけた場合は手で直接ではなく、スプーンなどで優しく移動してあげましょう。
卵から成虫までの育て方
産卵されたばかりの卵のサイズは直径約3㎜ほど。そして、日が経つにつれて茶色ぽくなり、4㎜ほどの大きさのサイズに。そして、10日ほどで孵化します。どの卵もその過程は同じ。ただ、大きな成虫に育てるには幼虫の時期の飼育が肝心。
幼虫の飼育方法
大きな成虫に育て上げるには、先ほどチラッと言いましたが栄養のあるマットを食べさせること。でも、それだけではいけません。飼育環境も大切で、
- 温度管理
- マット交換
- ストレスを与えない
をしっかり気をつけることです。
幼虫の好む温度は20~25℃。その温度を保てる場所に飼育ケースを置いておくようにしましょう。また、餌となるマットの交換は超大切。冬の時期はあまり餌を食べないので大丈夫ですが、活発に動き始める春先の3月頃に交換してあげましょう。
その時に、マットのガス抜きと適度の水分を与えなければなりません。ガス抜き方法は、日陰に敷いた新聞紙にマットを敷き1週間程放置すればOK。水分はマットを握り軽く固まるくらいです。
ただ、先程紹介したこちらならその手間は省けるのでおすすめです↓
あと、ストレスを与えないこと。幼虫の様子が気になるとしても、マット交換時以外はさわらないようにしましょう。
すると、6月くらいに蛹になり1ヵ月ほどで成虫になってくれます。
カブトムシって卵は何個生むの?
カブトムシのメスは通常20~30個ほどの卵を産み、飼育条件が良ければ更に多く産むと言われています。SNS上などでも「50個以上産んだ!」って声もありますよ^^
虫かごのお掃除してたら
— やすじろう (@yasu2012j) September 2, 2021
カブトムシの卵たくさん😳
51個(クワガタは無し) pic.twitter.com/Q0DRfd1KCN
卵産む時期は?
カブトムシのメスの産卵時期は7月後半から8月です。だから、その時期になったらマットの上を注意深く観察するのがおすすめ。
あと、メスが卵を産む時期になると昼間でもたくさん餌を食べることがあります。もし、そのような光景が続くようなら卵を産む可能性が大です。
成虫は卵を産むと死んじゃうの?
メスは卵を産んだ後、数日で死んでしまうのがほとんどです。ただ、飼育状況がよければ個体により長生きするケースもあります。オスに関しても同じで、交尾をしたからと言ってすぐに死んでしまうわけではありません。
ちなみに、私は11月の中頃までメスのカブトムシの飼育を経験済ですよ~^^
SNS上でも「オスが11月時点でも元気だ!」なんて声もあるので、やはり飼育次第ってことですね。
7月に我が家に来たカブトムシさん!
— 🐢Meg🐢 (@Meg_yz125x) November 1, 2023
11月になったけどまだまだ元気‼️
こんなに長生きのカブトムシは初めて😊
もっともっと長生きしておくれ〜😌
さーて、午後からも仕事頑張るぞ😤 https://t.co/C9T6WalBFd pic.twitter.com/0H1xMpxtoO
さいごに
カブトムシが卵を産んだら、できる限り早く別のケースに移動させるのがおすすめ。そして、栄養のあるマットを与え、飼育環境さえよければ大きな成虫に育ってくれます。