実家に行き夕飯を食べていると、テレビからアドベンチャーワールドの様子が流れていました。すると、遊びに来ていた姪っ子が、
和歌山はどうしてパンダを中国に返さなくてもいいの?
なんて質問をされてしまいました。どうやらそんな話が友達同士で話題になったようです。で、どうしてそんな話になったかと聞くと、和歌山アドベンチャーワールドにはパンダがたくさんいるからとのこと。
確かに、そう言われればそうなんですが、実際中国から借りているのは事実。返さなくてもいいなんて聞いたことはありません。だから事実はどうなのかと早速調査を開始しました。
と言うことで今回は、その結果などについてお伝えしていきますね。
和歌山のパンダは本当に中国に返さないの?
結論からお伝えしますね。和歌山アドベンチャーワールドはパンダを、
・返しています
が答え。
やはり中国から借りているのですから当然の結果。借りたものは返すってことでこの答えには個人的には大満足って感じです。
では、レンタルの契約内容などについてもう少し掘り下げて行きますね。
中国と和歌山のパンダレンタル契約内容
レンタル料は?
日本に初めて来たパンダは上野動物園の「カンカン」と「ランラン」。1972年10月28日のこと。そしてこの2頭は無償提供でした。しかし、1984年にワシントン条約の締結。それにより、その当時絶滅危惧だったパンダの譲渡は禁止となり、貸し出すようになったのです。
で、そのレンタル料はペアで年間約1億円。そして、東京都が支払っています。
都が払っているってことは税金と言うことですね(^^;
ただ、これは上野動物園のパンダのこと。実は、和歌山パンダのレンタル料に関しては公表されていないのです。それはなぜかと言うと、アドベンチャーワールドは上野動物園と違い私営。となれば、税金を使っているわけではないので、レンタル料を公表する義務もないことになります。
だけど、上野パンダと同額くらいは支払っているのかもしれませんね。
ただ、アドベンチャーワールドは1994年から中国の「パンダ繁殖研究基地」との共同研究がスタート。そして多くの繁殖に成功しています。そんな貢献度からレンタル料は無料って噂もあるようですよ・・・あくまでも噂(^^;
レンタル期間は?
レンタル期間は以下のとおり。
- 繁殖目的のパンダ:決まりがない
- 赤ちゃんパンダ:約5年ほど
要は、繫殖研究のためにやってくる親パンダのレンタル期間は定まってなく、生まれた赤ちゃんパンダは約5年間ほどの飼育の元、中国に返されるようです。もちろん日本で生まれたとは言え、所有権は中国となっていますからね。
そして、最近では2023年2月に繫殖研究でやってきた雄の「永明」と、その子供の「桜浜」と「桃浜」の双子が中国に返されました。「永明」は1994年に来園ですから28年間の滞在期間。「桜浜」と「桃浜」2014年生まれですから9年間。
「桜浜」と「桃浜」はコロナの影響もあり、中国に返される期間が少し伸びたようです。
ちなみに永明は17頭のパンダの繁殖に貢献したんですよ。めっちや拍手ですね^^
その永明の写真がこちら↓私が2022年にアドベンチャーワールドに行った時に撮ったもの。たくさんの笹を美味しそうに食べていました。
現在(2023年)は和歌山アドベンチャーワールドには何頭のパンダがいるの?
2023年3月時点では、
- 良浜(らうひん)雌:2000年9月6日生まれ
- 楓浜(ふうひん)雌:2020年11月22日生まれ
- 彩浜(さいひん)雌:2018年8月14日生まれ
- 結浜(ゆうひん)雌:2016年9月18日生まれ
の4頭です。
楓浜、彩浜、結浜は永明と良浜の子供。良浜はアドベンチャーワールド生まれですが、2000年に来園した梅梅(めいめい)が中国で身ごもっていたパンダ。だから梅梅は日本に着てすぐに良浜を生んだことになります。
このようにパンダ情報が満載の和歌山アドベンチャーワールド。中国にパンダを返さなくてもいいと勘違いされても仕方がないかもですね^^
パンダの寿命や中国生息理由なども知っておくと面白いですよ~↓
さいごに
和歌山パンダはちゃんと中国に返されていました。やはり借りたものは返さないといけませんからね^^
ただ、いつもアドベンチャーワールドには可愛いパンダが待ってくれています。会いたくなったら是非行きましょう。
私も使っているマグカップ。めっちやかわいいですよ~^^
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。