毎年春先に必ず姿を現してくれるヤモリ。我が家を守ってくれているんだな~なんて勝手に思っています。そのヤモリを一度捕まえて飼育をしたことがありました。ただ妻が可哀そうと言うので1ヵ月だけと決めてでしたけどね。
そしてその間、困ったのが餌。最初は全然食べてくれなかったし、食べたと思えばまたすぐに食べなくなる。そんな繰り返しだったのですが、最後の方はセレクトが良かったのか喜んで食べてくれていました。
そして約束の1ヵ月目に開放してあげたのですが、翌年にもちゃんと姿を現してくれましたよ。
と言うことで今回は、実際にヤモリを飼育中に与えて喜んでくれた餌や、食べなかつた理由などについて解説していきます。
ヤモリに与える餌のおすすめ
自然界では、生きている小型の昆虫類などを食べています。だから与える餌も、同じよなもにしなければいけません。
そして僕が考えたのが、公園などに行ってヤモリが食べそうな昆虫類を捕獲すること。あと、市販で何か売っていないかです。
そこでさっそく行動し、順番に集めて与えたのが、
- 捕獲した餌
- バッタ
- コウロギ
- ミミズ
- 蛾
- 蜘蛛
- ダンゴムシ
- ハエ
- 市販の餌
- コウロギ
- ミルワーム
- 人工餌(レオパブレンドフード)
でした。
ではこれらの餌を与えた感想を◎、〇、△、✖と評価をし、紹介していきますね。とりあえず表にまとめておきましたので、最初に目をとおしてくださいね。ただ評価は個人的なものなので、参考程にお願いします。
捕獲した餌 | 評価 | 捕獲難易度 |
---|---|---|
バッタ | 〇 | △ |
コオロギ | ◎ | ✖ |
ミミズ | 〇 | ◎ |
蜘蛛 | 〇 | 〇 |
ダンゴムシ | ✖ | ◎ |
ハエ | ✖ | ✖ |
市販の餌 | 評価 | コスパ |
---|---|---|
コオロギ | ◎ | △ |
ミルワーム | 〇 | 〇 |
人工餌 | ◎ | ◎ |
捕獲した餌
バッタ
公園の草むらで捕まえたショウリョウバッタの幼虫。成虫は大きくて、とてもヤモリの口には入りませんからね。だから幼虫を探しては捕まえ、餌として数回与えました。餌として好んでいたかは、まあまあってとこですね。最初は食いつきが悪かったですが、それでも美味しそうには食べてくれていました。
餌としての評価 〇
コオロギ
捕まえるのに苦労しました。というのもバッタと違ってなかなか見つけられなかったんですよね~。ヤモリはコオロギを食べるイメージが強かったので、必ず捕まえてあげたいと必死でした。
結局捕まえられたのは1ヵ月の内に5匹くらいでしたね。というもあまり大きいサイズだと、ヤモリが食べられないと思い、小さいのを厳選していたからです。で実際に与えると想像通り美味しそうに食べてくれていました。
餌としての評価 ◎
ミミズ
散歩に行く河川敷の土を掘り返すと、かなりの数が出てきてくれます。だから餌として好んでくれたらラッキーだと思っていました。そして捕まえられるミミズは大きかったので、カットして与えることに。生命力の強いミミズはそれでも元気に動いてくれます。だからヤモリも食べてくれましたが、いまいち食いつきが悪かったですね。
餌としての評価 △
蛾
夜に玄関先に飛んでくるので、虫取り網で捕まえて数回与えました。もちろん大きいのではなく小さめのを狙ってです。
飼育ケースに入れると、ヤモリは興味がないのか無視してるように思えました。ですが、ある瞬間にパックっと加えるとめっちゃ美味しそうに食べてくれてましたよ。
餌としての評価 ◎
蜘蛛
バッタを探しに行けば、必ずというほど蜘蛛の巣を見つけます。だからついでにと思い、蜘蛛もゲット。与えたのは3回ほどですが、むしゃむしゃと食べていましたよ^^
餌としての評価 〇
ダンゴムシ
ミミズと同じで河川敷で見つけて与えました。ですがまったく食べてくれませんでしたね。お腹がすいていなかったのかもしれませんが、見向きもしてくれませんでした。
餌としての評価 ✖
ハエ
一番捕まえるのに苦労したのはこのハエ。だから1回だけしか餌にできませんでした。食べたかどうかなのですが、結果的にはヤモリが食べる前に死んでしまってダメでした。ヤモリにしても、食べるには小さ過ぎたかもしれませんね。
餌としての評価 ✖
以上捕獲した餌の中では、やはりコオロギが1番気に入っていたと思います。ただ捕まえるのが大変なのが難点。あとダンゴムシ以外なら与えれば食べてはくれるはずですよ。
市販の餌
コオロギ
ペットショップで販売しているコオロギ。種類もあり、試してみたのがヨーロッパイエコオロギです。100匹ほどのセットで約1,500円ほどでした。
ヤモリに与えると、やはりコオロギが好物なのかとても食いっぷりが良かったです。公園で捕まえたコオロギよりも気に入っているようでした。
この市販のコオロギですが、別の飼育ケースの中に保管しておけばいつでも餌として与えられます。ただ油断すると死なせてしまうので気をつけましょう。方法としては、コップなどに湿らせたキッチンペーパーを入れます。それを飼育ケースの中に置いておきましょう。あと餌は、金魚やザリガニの餌を与えておけばOKですよ。
餌としての評価 ◎
ミルワーム
ネットで500円ほどで購入できました。カップに入って届き、中には約300匹ほど入っています。与え方としては頭を潰してからの方がいいと聞いていたので、そのとおりにしました。なにやらそのままだとヤモリのお腹の中を噛むかもしれないからのようですよ。
で与えた感想は、食べはしたがコオロギよりは嬉しそうではなかったみたい。だけど与えれば確実に食べてくれていました。
餌としての評価 〇
人工餌(レオパブレンドフード)
生きているものしか食べないヤモリなので、ほんとうに人工餌でも食べるか不安でした。お金がかかるのに食べなければもったいないですからね。だけどものは試しとチャレンジすると、めっちゃ喜んで食べてくれましたよ。
感想としてはコオロギよりも喜んでいたように思えましたね。値段も125gで400円ほどなのでお値打ちです。
与え方も簡単で、フードを2.3分水に浸してからピンセットなどで与えるだけ。ヤモリの目の前に持っていくとパクパクと食べてくれますよ~。
餌としての評価 ◎
市販の餌としては人工餌が1番でしたね。もちろんコオロギも喜んでいましたが、個人的には人工餌の方が勝ってた感があります。だって結局ヨーロッパイエコオロギもミルワームも開放してあげることになりましたからね(^^;
あとヤモリはカルシウムとビタミンBやDの摂取不足でクル病にかかります。これは骨が溶ける病気。防いであげるためには、餌にカルシウム、ビタミン剤などをかけたりして与えることです。ただ人工餌を与えている場合は、これらも含まれているので安心ですよ。ですが含まれているかの確認は、しっかりしましょうね。
ヤモリが餌を食べない理由
ヤモリを飼育していると、餌を食べてくれないなんて場合があります。僕も実際あったのですが、いろいろ調べるとなるほどと言うことがわかりました。
飼育を始めたばかりだと食べないことも
環境に慣れていないと、警戒をして餌を食べないケースがあります。これはヤモリに限らずかもしれませんね。だから食べないからと、無理にかまってしまうとストレスを与えてしまいます。そうなると寿命にも影響がでるかもしれないので要注意ですね。
ですから飼育を始めたばかりの時は静かにしておいて、しばらくしてから餌を与えてみましょう。
温度が低いと食べないことも
ヤモリは越冬をします。だから温度が低すぎると、動きが鈍くなり餌も食べないようになります。一度温度を確かめ、あまり低いようならヤモリの飼育に適した20℃前後に調整してみましょう。
昼間には食べないことも
ヤモリは夜行性。だから昼間はどちらかといえば何かの陰に隠れて休んでいます。だから餌を食べなければ薄暗い部屋で与えるか、夜になってから与えてみましょう。
餌が大きいと食べないことも
ヤモリは自分の顔より大きいと食べずらいので、避けることがあります。蛾のように羽を広げて大きくても、噛みやすければ食べるかもしれませんが、基本的にはサイズを確認して与えてみましょう。
餌が固いと食べないことも
ヤモリは餌となるものは柔らかいほうが好きなようです。実際僕が飼っていたヤモリ。ダンゴムシを食べませんでしたよね。あとでわかったのですが、ダンゴムシがまるまると、ヤモリにしては小石のように固く感じるらしいですよ(^^;
だから餌は基本的に柔らかいものを与えるようにしましよう。
まとめ
ヤモリの好きなところは、あのくるんとした目。個人的にはそこがストライクゾーンです^^ 飼育していても餌を見つめるときなんて、可愛くてたまりませんでしたね~。
来年あたりに、もう一度飼育しようかなぁ~なんて思っているところです。
そんなヤモリの餌、今回紹介したものをおさらいすると、
- 捕獲した餌
- バッタ
- コウロギ
- ミミズ
- 蛾
- 蜘蛛
- ダンゴムシ
- ハエ
- 市販の餌
- コウロギ
- ミルワーム
- 人工餌(レオパブレンドフード)
となります。
個人的におすすめは、お金は少し発生しますが人工餌のレオパブレンドフードが一押しですよ。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。