土用の丑の日に食べる習慣になっているうなぎ。とはいえ、ここ最近は価格も上がり胃袋に収まる機会が少なくなりました(^^;
でも土用の丑の日ぐらいはと思い、毎回吉野家にはお世話になっています。それでも牛丼よりは高いので清水の舞台から飛び降りる状態です。
だからもっとうなぎが安くなるといいですよね~。だけどうなぎって、どうして高級なんでしょうかね。寿命が短すぎて、生きているものが手に入りにくいのかもしれませんね。
そんな疑問を思ったので、さっそくうなぎの寿命について調べてみましたよ。
ということで今回は、うなぎの寿命に焦点をあわせてお届けいたしますね。
うなぎの平均寿命は何年くらいなの?
生体に謎が多いといわれているうなぎ。その謎についてはあとでまたお伝えするとして、とりあえず調べてわかったうなぎの平均寿命は、
・約5~80年
でした。
なにかすごく差がありましたね。この数字からして、なんだか謎がいっぱいなような気がします(^^;
そんなうなぎ。実は世界で19種類を確認されています。そしてその中から日本でも食用とされ、馴染みがある3種。それらの寿命と特徴などを以下にまとめました。
寿命 | サイズ(成魚) | 特徴 | |
---|---|---|---|
二ホンウナギ | 約20~30年 | 約1m | 背が暗褐色で腹は白い。長細い円筒形で目は丸くて小さい。下あごが上あごより出ている。 |
オオウナギ | 約40年 | 約2m | 背が茶と灰の混合色で、若干黄色が混ざっている。円筒形で太く、顔は丸みがある。 |
ヨーロッパウナギ | 約10~15年 | 約1m | 見た目は二ホンウナギと同じ。ただこちらの方が胴が太い。 |
で上記の平均寿命などは自然界のもの。というなら飼育下ではもっと延びるのかと思われたのですが、うなぎに関してはどちらも差がないようです。
ただ 飼われることにより、自然界と比べて運動不足になり早く死んでしまった。また、逆にスウェーデンの自宅の井戸で飼われていたうなぎが、155年生きたなんて情報もありました。これには度肝を抜きましたね~(^^;
たぶん個体により違いがあるとは思うんですが、そのあたりも不思議な生き物と感じます。
うわ~ほんと不思議でもあるし、謎がありそうな生き物だね
そうだよね。だから次にその謎についてふれていくよ。
うなぎが謎が多いと言われる理由
天然うなぎを捕まえられるの場所は川ですね。だから淡水魚と思われていたのですが、それにはあてはまりません。ならば海水魚と思えばそれも違う。正解は川と海を行き来する回遊魚。
え~!僕はずっーと淡水魚と思ってたよ。
以前はそう思われていた人が多かったかもね。だけどずっーと前からうなぎの研究が進められていて、そんな謎も解明されたんだよ。
なるほど、他にはどんな謎があるの。
あと、うなぎの卵を海や川で探すんだけど、どうしても見つけられなかったんだ。だから産卵場所が全く分からなかったんだよ。
まじですかぁ~!
ただモグ雄も驚いていますが、実は研究調査を続ける甲斐があり、2009年に二ホンウナギの産卵場所は約2,000㎞先の太平洋のマリアナ海域と特定できたんです。あとオオウナギは、外洋域の日が届かない深海。またヨーロッパウナギは北大西洋の一部のサルガッソー海。などと産卵場所がつかめてきています。
ただ、なぜ何千キロ先の場所まで産卵に行くのか、またあの小さな体でその長い距離をどうしたら移動できるのかなど、謎が多いのも事実です。
あと1年くらい餌を食べなくても生きていけるなどの話もあります。ほんと、不思議な生き物ですよね。
このようにまだまだ謎が解明されていないうなぎ。飼育する場合も大変そう。
うなぎを長生きさせる飼育方法
個体によっては短命にもなってしまうと思われるうなぎ。ですが、基本的には長寿なのは間違いありません。
それは自然界でも飼育下でも同じ。そんなうなぎを長生きさせる飼育方法は、
- 水槽
- 砂や隠家
- 水温
- 餌
に気をつけること。
水槽
飼育下のうなぎが運動不足で早く死んでしまったなんて話もありました。だから水槽選びは、うなぎの大きさにあったサイズを選ぶのが大切。ただうなぎは約1mくらいのサイズまで成長することがわかっています。
できれば初めから、それ以上のサイズの水槽で飼ってあげるといいですね。
砂や隠家
うなぎは川の中などでは砂の中や、流木、岩の影などに隠れています。水槽内でも同じような環境を作ってあげることでストレスを与えません。
だから水槽の底には砂を敷き、その上に流木や岩、またはパイプなどを置くようにしましょう。このあたりの品はペットショップやホームセンターで手に入りますし、ネットでも購入できます。
水温
基本的には飼育している場所(部屋の中)の自然な温度でかまいません。ただ30度を超えるような高温は危険。そのあたりには注意をし、水温設定に心がけてください。
あと水槽内の水も汚れすぎるとよくありません。だから全部ではなくても良いので、3割くらいの水を、2週間に一度ほどのペースで入れ替えてあげましょう。
餌
食に関しては食肉性なうなぎ。だからミミズや、ペットショップで販売されているヒメメダカなどの小魚。そのような生き餌を与えましょう。
それと稚魚に関しては、ユスリカの幼虫の赤ムシがおすすめ。熱帯魚をあつかっているショップなら冷凍されたものが売っています。
あと、うなぎは夜行性なので餌を与えるなら夜の方がいいですよ。また冬眠をする習性があるので、冬になると食欲が落ち、餌を食べなくなるかもしれません。だから無理に食べさせないように様子を見ましょう。
まとめ
うなぎの寿命などについてお届けいたしました。まだまだ解明されていない謎も残っているようですね。でも栄養があり美味しいのはわかっています。
そんなうなぎをいつでも好きな時に食べられるようになるといいですよね~。
ではもう一度今回分かったうなぎの寿命をお伝えすると、
・約5~80年
でした。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。