PR

蛍の寿命は短いってほんと?理由も含めて徹底調査したよ

スポンサーリンク

子供のころ田舎の祖父母に会いに行くのが楽しみでしたね。四国の山に囲まれた場所にあるので自然も美しく思い出がいっぱい。

その中のひとつで、川遊びの帰りに見た蛍の大群のことが忘れられません。あのお尻を発光させて舞う姿はいまでも目に焼きついています。

蛍が舞う風景
お尻を発光して舞う蛍

ただ一緒に見ていた祖父が、「あの飛んでいる蛍はすぐにいなくなるんだよ」と言っていたのも覚えています。

たしか寿命がすごく短いと言っていましたね。でもあれだけ綺麗に舞う蛍が、本当にそんな短い寿命なんてもったいないですよね。

と思い今回は蛍の確かな寿命がきになり調べましたのでお伝えしますね。

蛍の寿命は何年?

蛍の寿命は卵や幼虫の期間を入れると、

  • 卵の期間:約1ヵ月
  • 幼虫の期間:約9ヵ月
  • 蛹の期間:約10日
  • 成虫の期間:約7日

約10ヵ月と17日です。

ただ卵や幼虫の時期に天敵に食べられることも考えられます。となると、その時期の期間の長さが、もっと短くなることが想像されますね。それは成虫でもいえることではありますが、とにもかくにもその成虫の寿命は約7日とわかりました。

モグ雄
モグ雄

うわ~本当に短かったね~

さと吉
さと吉

そうだね。短くても1ヶ月ぐらいはあると思っていたから残念だ。

あとそんな蛍の寿命のサイクルをまとめるとこんな感じです↓

サイクル期間の様子
6月~7月(卵)川の中のこけ中に産卵された卵が孵化
7月~4月(幼虫)カワニナなどを食べながら年を越す。
4月~5月(幼虫)蛹になるため川を出て土に潜る。
5月~6月(幼虫)土に潜ってから1か月後に蛹になる。
6月~7月(蛹)蛹になってから10日後に羽化
6月~7月(成虫)7日間で交尾、産卵をし寿命が尽きる。

産卵の時期により、その個体の活動の月が微妙に違うかもしれませんが、だいたいが上記のようなサイクルです。

蛍って種類があるの?

蛍

日本に生息する蛍は約40種類以上。

モグ雄
モグ雄

げっ!そんなにいるの?

さと吉
さと吉

うん。これには僕もびっくりした。だけど有名なのは、以下の3種類だね。

  • ゲンジボタル
  • ヘイケボタル
  • ヒメボタル
モグ雄
モグ雄

そうそう。僕もそれだけだと思っていたよ。

さと吉
さと吉

それはないと思っていたけど、とりあえずその3種も含め、10種類を調べたから紹介するね。

種類大きさ特徴生息地
ゲンジボタル雄:約15㎜
雌:約17㎜
体色は黒。前胸背に十文字の模様がある。青森~九州
ヘイケボタル雄:9㎜
雌:11㎜
体色は黒。前胸背羽に縦線がある。北海道~九州
ヒメボタル雄:約9㎜
雌:約7㎜
体色は黒。前胸背に黒い模様がある。北海道~九州
オバボタル雄:約10㎜
雌:約11㎜
体色は黒。頭に赤い斑紋があり、触覚が長い。北海道~九州
スジグロベニボタル雄:約7㎜
雌:約7㎜
体色は赤。お腹が黒。北海道~九州
カタアカホタルモドキ雄:約7㎜
雌:約7.5㎜
体色は光沢がある黒。上羽根の方に黄色い紋がある。北海道~九州
ムネクリイロボタル雄:約8㎜
雌:約8㎜
体色は黒。前胸背は赤茶色。本州~九州
クロマドボタル雄:10㎜
雌:13㎜
体色は黒。頭の両縁に白い窓のような模様がある。本州の中部~近畿
オキナワスジボタル雄:約7㎜
雌:約7㎜
体色は黒。前胸背が橙色。沖縄本島や久米島、奄美諸島など。
ミヤコマドボタル雄:約15㎜
雌:約28㎜
体色は黒。前胸背が黄褐色で頭の両縁に白い窓のような模様がある。宮古島

この中のクロマドボタルとミヤコマドボタルの特徴で、「頭の両縁に白い窓」ってのがすごく気になったんですよね。実際見たことがないのですごく不思議。だからいろいろ探してみたらTwitter画像で発見。このおかげでスッキリすることができました。

こちらがそのTwitterでの画像↓お借りしましたのでご覧ください。

たしかに両縁に窓っぽいのがありますね^^

あと昼行性の成虫はお尻を発光させません。スジグロベニボタルやカタアカホタルモドキがあてはまりますよ。

さと吉
さと吉

ところで蛍ってどうしてお尻を発光させるかしってる?

モグ雄
モグ雄

知ってるよ!僕たちを楽しませてくれるためだよね!

さと吉
さと吉

それはどうかなぁ・・・

蛍のお尻が光る理由

蛍のお尻が光る

ほんとうに綺麗に光る蛍のお尻。だけどこの発光の理由は、

・交尾のため

が、有力視されています。

ただ他にもいろいろな説があり、「天敵を恐れさすため」や「自分自身に毒があると思わせる警戒色」などです。

ですが現段階では交尾のためが1番有力な理由となっています。

蛍は何を食べてるの?

約7日間しか寿命がない蛍の成虫。いったい何を食べているのでしょう。だって食べることはどんな生き物も楽しみですよね。

幼虫の場合は、先ほども触れましたがカワニナなどの淡水産貝類です。だから成虫も他の小さな昆虫などを食すると思ったら、

・水

だけでした。

モグ雄
モグ雄

水だけー!!

その理由としては、食物を食べる器官の口器が退化してしまっているからです。それも水を吸うぐらいしかできないほど。だからその分、幼虫の時期にたくさんの貝類を食べて栄養を補給しているかもしれませんね。

さと吉
さと吉

でも水しか食べられない成虫では約7日の寿命は当然のような気がしますね。あ!ちなみに世界には、他の昆虫を捕食する種もいるらしいですよ。

まとめ

短いとは聞いていましたが、ほんと短命な蛍の成虫でした。でも短い期間ではありますが、あれだけ綺麗な姿を見せてくれることは感謝です。今年の夏もどこかで見られるといいですね。

ではもう一度寿命についておさらいをしておきます。

蛍の寿命は卵や幼虫の期間を入れると、

  • 卵の期間:約1ヵ月
  • 幼虫の期間:約9ヵ月
  • 蛹の期間:約10日
  • 成虫の期間:約7日

の約10ヵ月と17日。

成虫にいたってはわずか1週間ほどの寿命でした。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

タイトルとURLをコピーしました