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蜘蛛の寿命はどれくらい?危険な種類も含め徹底調査したよ

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玄関先に観葉植物の観音竹を置いています。先日の朝、そこに蜘蛛が巣を作っていたので、駆除をしようとすると、妻が「朝蜘蛛は駆除をしたらダメ!」だと言います。

なぜかと聞くと、昔から蜘蛛の糸は人を導くと考えれていて、朝蜘蛛は来客を招くと言われているらしいのです。

はじめて聞く話だったのでちょっとビックリしてしまいました。でもそんな縁起の良い蜘蛛なら長生きしてほしいですよね。そんなことが気になりさっそく蜘蛛の寿命について調べました。

ということで今回は、蜘蛛の寿命などについてお届けいたしますね。

蜘蛛の寿命

家にいたハエトリグモ
ハエトリグモ

調べてわかったのですが、蜘蛛って世界中に約6,000種類も確認されているんですね。そして日本だけでも約105種類。ちょと驚きました。

でその蜘蛛の中で、よく見かけるのが、冒頭で妻との会話に出てきた、いわゆる家蜘蛛とされるアダンソンハエトリグモを代表とするハエトリグモ類アシダガグモなど。あと、外で見かけるジョロウグモトタテグモなどです。そしてこれらの寿命を調べた結果、

  • ハエトリグモ類:約1年
  • アシダカグモ:約3年
  • ジョロウグモ:約1年
  • トタテグモ:約5~20年

とされています。

だから日常的に見かける蜘蛛に関しては、その寿命は約1年ほど。トタテグモだけは数年生きると認識すればOKのようですね。

モグ雄
モグ雄

長生きした記録とかはないの?

さと吉
さと吉

うん、あるよ。西オーストラリアで観察対象だったトタテグモの43年っていうのが長寿記録として残っていたよ。

あと北アメリカなどに生息しているオオツチグモ科のタランチュラは、約15~25年です。

結局蜘蛛って全部縁起がいいものなの?

縁起の良い蜘蛛とは「益虫」と呼ばれるもの。要は家にいるゴキブリやハエ、蚊などの害虫を食べて退治をしてくれる蜘蛛のことです。また家の外回り周辺に巣を張っている蜘蛛もあてはまります。先ほど寿命を紹介した蜘蛛たちが、まさにそれですね。

益虫と呼ばれるのはこんな蜘蛛たちだよ

ハエトリグモ類

その種類も多く代表的なのが、

  • アダンソンハエトリ
  • チャスジハエトリ
  • シラヒゲハエトリ
  • マミジロハエトリ
  • アオオビハエトリ
  • ウデブトハエトリ
  • ヤハズハエトリ

などです。

特徴などを表にまとめると以下のとおり。

寿命特徴生息環境
アダンソンハエトリ約1年全長:6~9㎜
体色は雌が茶褐色で雄は黒。どちらも頭と腹に斑紋がある
北海道以外の人家
チャスジハエトリ約1年体長:7~12㎜
体色は茶褐色。体の中心に縦線がある
本州、四国、九州や南西諸島の人家など
シラヒゲハエトリ約1年体長:8~10㎜
体色は黒っぽっく短く白い毛が目立つ
本州~南西諸島の人家など
マミジロハエトリ約1年体長:6~8㎜
雄は黒で頭部前面に眉のような白い毛がある。雌は体中央に白い首輪がある
北海道~九州の山や森、緑地など
アオオビハエトリ約1年体長:4~7㎜
体色は黒で緑の毛がある
本州~九州の雑木林
ウデブトハエトリ約1年体長:約4㎜
体色は黒で目が大きい
本州~九州の雑木林
ヤハズハエトリ約1年体長:8~11㎜
体色は雄が黒っぽい灰色で雌は灰色。どちらも白い模様がある
北海道~沖縄の田んぼや河川敷など

ハエトリグモ類は、すべて家の中にいると思っていたのですが、そうではありませんでした。でも人間が嫌がる害虫を食べてくれるのは間違いないようです。ちなみにアオオビハエトリアリを捕まえる名人なんですよ。

アシダカグモ

アシダカグモ
アシダカグモ

本州~九州の人家内外で生息し、体長が約10~30㎜で、左右の足を伸ばすと約100㎜と大きい蜘蛛。だから家の中で発見すると、ちょっとビックリしてしまうかもしれませんね(^^;

だけど毒性もなく、害虫を食べてくれる益虫です。もともとは外来種だったのですが、輸入品などに紛れ込んで日本にやってきたようです。

ジョロウグモ

ジョロウグモ
ジョロウグモ

本州~九州の人家の庭や雑木林に生息し、体長が6~30㎜と大型の蜘蛛。ただ雄は雌の半分位のサイズです。

見た目は個人的にはグロテスクに感じてしまいます。とくに雄の斑模様ではなく、雌のお腹の黄色と緑の縦模様が怖いです(^^; ですがこちらも害虫を食べてくれる益虫で間違いありません。それと多少の毒をもっているようですが、人間には害があることはないとされています。

トタテグモ

上のお借りしたツイッター画像がトタテグモです。

東北地方の中央部以南~九州の人家の地中に生息。体長は約15㎜で頭の部分が褐色でお腹は黒っぽっくて白い斑紋があります。毒はなく、益虫と考えてOK。

夜行性であり、日頃から地中で生活をしているので見かけることが少ないかもしれませんね。それに地中に掘った穴から外に出るのは、狩りをするときがほとんどです。その狩りの速さは穴から飛び出して僅か1秒。それを考えるとやはり発見は難しいかもですね。

あと先ほども触れましたが、長寿記録を持っているのも海外に生息したトタテグモ。ただ亡くなった理由がハチに刺されたから。もしそんなトラブルにあわなければ、もっと記録が延びた可能性が大ですね。

害虫と考えられる蜘蛛は?

いわゆる害虫となるのは、毒をもっている蜘蛛。ただその毒が人間に害を与えないようなら危険ではありません。ですが中には毒の強い危ない種もあります。

ですがそのような蜘蛛はごくわずかで、外来種が2種で在来種が1種ほど。

モグ雄
モグ雄

なんか怖くてドキドキしてきた~!

さと吉
さと吉

たしかに怖いよね。じゃ、紹介するね。

ただ危険なのは今から紹介する3種だけとは限らないので、注意しましょうね。

セアカゴケグモ

セアカゴケグモ
セアカゴケグモ

北海道~沖縄の建物の隙間やコンクリートブロックや墓石の隙間などに生息。それと日当たりの良い場所を好みます。体長は約10㎜前後で体色は黒っぽく、背中に赤い縦条があります。もともとは外来種で、1995年の11月に大阪府で初めて発見されました。そして経済活動の移動に欠かせない自動車や、船舶などにより生息地が増えていったと予測されます。

性格的にはおとなしいのですが、持っている毒はかなり危険。海外では人の死亡例もあるぐらいです。だから見つけても絶対に触らないようにしましょう。

モグ雄
モグ雄

うん絶対にさわらない!

さと吉
さと吉

同じくだね。でももし刺された場合はすぐに患部を水洗いして病院に直行しないとダメだよ。

セアカゴケグモの寿命は、雌が約3年、雄が約7ヵ月です。

クロゴケグモ

外来種で2000年に山口県で初めて発見。そして2018年時点では東京都と山口県、滋賀県で確認されています。体長は約10㎜前後で体色は黒。そして大きな特徴として胴がボールのように丸いこと。そしてセアカゴケグモと同じように危険な毒を持っています。

ツイッターに画像がありましたのでお借りしました。こんな蜘蛛です↓

日当たりがよい場所にあるコンクリートの隙間などを好んで生息しているから注意しましょう。

クロゴケグモ の寿命は約3年

カバキコマチグモ

在来種であり、北海道~九州のススキの葉を巻いてそこの中で生息しています。体長は約10~15㎜で、体色は茶色ぽい黄色。あと目立つ特徴としては、大きな顎。

こちらもツイッターに画像がありましたのでお借りしました↓

雌は母性本能が高いため、子供のいるときは超気が荒くなっています。とにかく、いると思ったら触らないように注意しましょう。

カバキコマチグモ の寿命は約1年です。

蜘蛛を退治する方法

益虫、害虫と区別がされる蜘蛛。お伝えした通り益虫なら縁起がいいとされますし、害虫と言われる蜘蛛は厄介者。当然、家に入り込んだ害虫は早急に退治したいですよね。ただ虫嫌いならどちらも一緒だと思われます。

蜘蛛を寄せ付けない

退治する前に寄せ付けないことも肝心。退治する手間がかかりませんからね^^ そのためには日頃から蜘蛛の餌になるゴキブリやハエなどを家の中に発生させないこと。

だからそれらの害虫の餌(食べ物のカスなど)を部屋に残さないように掃除を心がけましょう。あと部屋の窓の隙間を生み出さないようにチェックが必要です。

また玄関回りや、窓枠近辺に虫よけスプレーをしておくと効果がありますよ。

市販の殺虫剤が効果てきめん

蜘蛛を寄せ付けないよう努力していても、やって来ることだって当然あります。虫嫌いなら卒倒しかねませんよね(^^;

そのような場合は、市販の殺虫剤でバッチリ退治ができます。またゴキブリやハエなどにも効果があるので一石二鳥でね。

だからホームセンターなどで効き目の効果が強い殺虫剤を1つ常備しておきましょう。

まとめ

蜘蛛の寿命などについてお伝えしました。どの蜘蛛も、個人的にはあまり見た目は良いとは思いません。ただ日頃家に現れるゴキブリなどを、駆除してくれるので感謝はしたいですね。

そんな気持ちでこれから蜘蛛に接しようと思います。ただ強い毒を持っている蜘蛛は別ですけどね(^^;

ではここでもう一度、益虫と呼ばれる蜘蛛の寿命についておさらいをすると、

  • ハエトリグモ類:約1年
  • アシダカグモ:約3年
  • ジョロウグモ:約1年
  • トタテグモ:約5~20年

でした。

今回も記事をお読みいただきありがとうございました。

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