家に毎年現れるヤモリを一度捕まえ、飼育をしたことがあります。だけど妻との約束で1ヵ月だけの期間でした。別れるのがつらかったですが、妻の言うとおり狭い飼育ケースの中だと可哀そうなのでしょうがないですね。ただその翌年も姿を現してくれましたよ^^ ヤモリの寿命は約10年ほどなので間違いなくあのヤモリと思ってます。
すごいね。寒い冬の間ゆっくり冬眠していたんだね。
うん?いやいや、ヤモリは冬眠しないんじゃなかったかな~?
そんなわけないじゃん。だって冬にヤモリを見たことなんて一度もないでしょ。だから絶対冬眠してるって。しなかったら死んじゃうよ。
などと妻が言い張ります。だから確実な答えを求めて調査しました~。
と言うことで今回は、ヤモリの冬眠などについてお届けいたしますね。
ヤモリは冬眠するのか?
調べた結果、ヤモリは
・冬眠しません
が答えです。
と言うか、じっと動かないようにして越冬をするが正解。
え!?越冬?それって冬眠のことでしょ?
う~ん。そのあたりを次に説明するね。
ヤモリは冬眠しないという理由
実は動物には、
- 恒温動物
- 変温動物
が存在します。
この両者について説明すると・・・
◆恒温動物
◆変温動物
恒温動物には我々哺乳類や鳥類、変温動物には爬虫類や魚類、両生類があてはまりますね。
でヤモリは爬虫類なので、変温動物です。だから冬になると寒さのために体が動かなくなり、じっとしているだけ。別に冬眠をしているわけではなく、その状態を保ちながら暖かくなる春をまちながら冬を過ごします。
この冬の過ごし方が越冬です。まあ、冬眠のような状態だけどちょっと違うわけですね。
でもさぁ、その間何も食べないわけでしょ。大丈夫なの?
うん。基本的にヤモリは数ヵ月何も食べなくても全然平気。それにじっとしているだけだから、エネルギーも消耗しないので大丈夫なんだよ。
そして冬眠とはですが、冬になると野生の動物世界では食料不足が発生します。。そしてその間に活動してしまうと、お腹がすいているのでエネルギー不足に陥ります。そうなると命の危険が。だから冬になる前の秋後半頃から、たくさんの餌を食べカロリーを蓄えます。そしてなるべく寒くない空間で冬を過ごすのです。
その冬の過ごし方が冬眠です。
熊さんの過ごし方だね。
そうだね。この冬の過ごし方の代表格といえば熊があてはまるね。
ヤモリの冬眠のような状態の越冬!場所や時期は?
ヤモリがする越冬ですが、穴などを掘ってそこに入ってしまうわけではありません。ではどこの場所でするかですが、
- 植木鉢
- プランター
- 物置
- 縁の下
- 外壁
- 天井裏
- 木材
などの隙間の静かで暗く、雨の当たらないところです。
我が家の場合なら以下の画像の箇所でじぃーとしている場面を見かけたことがあります^^
プランターでは掃除のときに動かすとその下にじぃーとしているのを発見。しばらく眺めても動く気配がなかったのでそのままプランターをもとの場所に戻してあげました^^
あと配水管がある奥の隅とか、物置の後ろの溝でも見かけたことがあります。その他では仕事で使う段ボールを年中置いてあるのですが、その間でもじぃーとしている姿を見かけたこともありました。
そして見かける時期はヤモリが越冬する時期と言われる11月後半あたりから翌年の3月上旬あたりですね。
ただ越冬中のヤモリですが、水の補給はその間でもしているんですよね。そんな光景を見てみたいものです。
飼育しているヤモリも冬眠のような状態の越冬はするの?
しないことはありません。ですが、させない方がヤモリのためにもおすすめ。なぜなら自然界での冬の外気温はほぼ変わらず寒いですよね。ですが、飼育下での環境では暖房を付けたり切ったりと、温度が安定しません。
だからヤモリ自体も寒くなったから越冬準備に入るが、何時間後には暖かくなり活動してしまう。そんな忙しい状態だと、体に負担がかかってしまいます。その結果ストレスや何らかの病気につながり死んでしまうこともあるのです。
ですから飼育下では、飼育ケースの中に爬虫類用のパネルヒーターを設置してあげましょう。それで常に温度を安定させてあげれば、越冬準備に入ることなく毎日元気でいてくれますよ^^
ヤモリの寿命や飼育についてはこちらも参考にしてください↓
まとめ
ヤモリが冬眠をしないことは以前から知ってはいたのですが、妻にどういうことかと言われても、正確には説明ができませんでした。ですが、調べることで自分でも納得できる答えがわかり大満足です^^ もちろん妻もスッキリしていました。
これでもう一度ヤモリを飼育することになり、冬を越すことになっても対応はバッチリです。
では最後に、ヤモリが冬眠するかしないかをもう一回お伝えすると、
・冬眠しません
が答えです。
そして正解は、じっと動かないようにして越冬をするでした。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。