毎週楽しみにしていたテレビ番組で「天才!志村どうぶ園」がありました。動物好きの私にとっては、毎回ワクワクさせてもらった番組でした。
中でも面白かった一つに須坂市動物園で飼育されていた、カンガルーの「ハッチ」と嵐の相場君との絡み。ほんと見ていて大爆笑してしまいました。
あれ以来ハッチは全国区の人気者になったわけですが、2009年に9歳でこの世から旅立っていきました。その訃報を聞いたときはとても寂しかったのを思い出します。
あの時は僕も悲しかったよ。でも9歳ってカンガルーの寿命としては短くないの?
う~ん、確かにね。前回調べた過酷な人生を送るライオンでも野生化でなら10年。そう思うと、カンガルーならもう少し長生きでもいいよね。
と思い、さっそくカンガルーの寿命についてリサーチをおこなうことに。
すると寿命や性格など、いろいろな情報もつかみましたのでお伝えしていきますね。
カンガルーの平均寿命はどれくらい
カンガルーの仲間にもいろいろな種類があり、今回は体の大きく主にカンガルーと呼ばれる3種類に焦点をあててその寿命をお伝えします。
ちなみに体の中くらいなものをワラルー。小型のものをワラビーて呼ばれるそうだよ。
そして調べてわかったカンガルーの寿命は以下の通り。
- アカカンガルー:約12年
- クロカンガルー:約10年
- オオカンガルー:約15年
ただしこれは野生化での寿命。飼育下ではどの種も
・約20年
ほど。
ただアカカンガルーに関しては興味深い情報があり、それは、
幼獣は出産時1gに満たない大きさだが自力で育児嚢まで移動する[6]。生後235日は育児嚢の中で生活する[4][5]。授乳期間は1年[5]。オスは生後20 – 24か月、メスは生後15 – 20か月で性成熟する[5]。野生下では22年の生存記録がある[5]。
引用元:Wikipedia
とWikipediaの分中に野生化で22年の記録があるとありました。
そう考えると、アカカンガルーのハッチの9年の寿命はいろいろな例と比べても、やはり短く感じてしまいますね。ただその数字も人間換算すると約70歳だそうです。それを聞くとしょうがないかもと思っちゃいますね。
ところで上記の3種類、見た目の違いを表にまとめましたのでご覧ください。
身長 | 体重 | 体毛 | |
---|---|---|---|
アカカンガルー | オス:約160㎝ メス:約100㎝ | オス:約66㎏ メス:約26㎏ | 赤褐色 |
クロカンガルー | オス:約150㎝ メス:約100㎝ | オス:約54㎏ メス:約28㎏ | 淡い灰色がかかった茶 |
オオカンガルー | オス:約150㎝ メス:約117㎝ | オス:約65㎏ メス:約32㎏ | 灰色 |
アカカンガルーが1番大きな種になりますね。ちなみにハッチは身長165㎝で体重が60㎏ほどあったそうです。それだけ大きいと、ハグなどをされていた相葉君も大変だったでしょね^^
あ!ハッチは名古屋の東山動物園で生まれたんですよね。私も毎年行く動物園なんですが、今年行ったときにハッチの仲間を見てきましたよ。そのときの画像です↓
おっさんのように、寝転がっていますね^^
あ!それと3種の生息地ですが、
- アカカンガルー:オーストラリア大陸
- クロカンガルー:オーストラリア南部
- オオカンガルー:オーストラリア東部
でした。
カンガルーの性格や好きな食べ物は
性格
基本的に臆病者。だから危険を少しでも察知するとあっという間に逃げていきます。ただ気性の激しい面もあり、メスの奪い合いや縄張りを荒らされたりすると喧嘩を始めます。よく見かけるあのボクシングスタイルや、飛び蹴りですね^^
ただ人間に慣れれば警戒心も揺るぎ、人なっつこさも見せてくれますよ。
あ!それとカンガルーの名前の由来ですが、大昔西洋人がオーストラリアに行ったときにカンガルーを見てあれは何かと尋ねたところ。相手は初めて聞く言語なので、「何言ってるだろ~?」と思い、「カンガルー(わからない)」と答えたのです。でそれを勘違いして「そうか、あの生き物はカンガルーなんだ」となり、名前が広まったという話があるみたい。ほんとかどうかはわかりませんが・・(^^;
好きな食べ物
草食動物なので基本的には草本かイネ科の植物を主食とし、好んで食べます。ただ、キノコ類やバッタなどの昆虫を食べる種類もいるようです。また絶滅した種の中には、肉食性もいたそうなのでちょっとびっくりですね。
また動物園などの飼育下では、リンゴや小松菜、サツマイモなどを細かく切った餌を与えられ喜んで食べていますよ。その様子の動画がありましたのでお借りしました↓
このように日々愛情を込められているので、飼育下では寿命も延びるんでしょうね。
カンガルーって個人で飼育できるの?
カンガルーが特定外来生物に指定されていれば、ペットとして飼いたいと思っても主務大臣の許可が下りるはずがないので無理。
と思い、環境省の特定外来生物等一覧を覗いたら指定はされていませんでした。だったら個人でもと、飼育が可能か考えたのですが、オーストラリア政府の輸出許可審査が超厳しいとのこと。
ですから個人飼育はかなり難しいようですね。ただ冒頭の方で少しお伝えした、小型サイズのワラビーなら一部のペットショップなどで販売しています。
ですからどうしてもカンガルーをペットと考えるなら検討してもいいかもしれませんね。ですが、小型と言っても、体長70㎝前後で体重約7.5㎏。それにジャンプ力も半端ないです。それを考えると、かなり大きなスペースが必要ですね。
そのあたりをよく吟味して決めましょう。
ちなみにワラビーの購入金額は約30万円前後で寿命は約10~15年とされていますよ。もちろん愛情を込めて飼育すれば、もう少し長生きしてくれるかもしれませんね。
まとめ
今回はカンガルーの寿命などについてお届けいたしました。可愛いカンガルーですが、オーストラリアではその数が増えすぎています。そのため道路に飛び出してくるカンガルーが原因の交通事故。また作物を荒らす被害もあるそうです。
そのため、「駆除しなければ!」なんてことも言われ始めています。なんとかうまく共存できればと願いますが難しいかもしれませんね。
そんなカンガルー、もう一度寿命をお伝えすると、
- アカカンガルー:約12年
- クロカンガルー:約10年
- オオカンガルー:約15年
飼育下では3種とも約20年
ということでした。
今回も記事をお読みいただきありがとうございました。